Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

各部代表と勤行会 生き生きと―広布即勝利の人生を

2004.9.11 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

前後
1  尊き同志に尽くしぬく責務が
 学会本部別館の開館、おめでとう!
 関係者の皆さま方に、あらためて感謝申し上げたい。
 これから学会本部周辺に、会員のための諸施設を、いちだんと整備していく計画である。
 本部職員は、尊き同志に尽くしぬく重要な責務がある。それを永遠に忘れてはならない。
 第二代会長戸田先生は、職員に対しては、それはそれは厳しかった。五分でも遅刻しようものなら、百雷が落ちるように叱咤された。
 先生はつねに真剣勝負であった。上が本当に真剣であれば、皆も真剣になる。そこには、厳しいなかにも、温かい心が通いあうものである。
 ともあれ、「要」となる人間の自覚がどうか。行動がどうか。それが、本末究竟して全体の勝利も敗北も決定していく。
 仏法は峻厳である。信心の一念においては、少しも、迷いや狂いがあってはならない。
 わがままな自己中心の心、増上慢の心は、自分の信心を壊し、人の信心をも壊してしまう。
 「慢心」は信心を破壊する「魔」である。慢心を打ち破ってこそ、広宣流布の新しい発展が始まることを、わが胸に刻みつけていただきたい。
 男性は女性を大事にし、尊重していかねばならない。また、先輩は後輩を守り、伸ばしていくことだ。立場が上になるほど、人に対して謙虚になる。いばらない。その人が本当に偉い人間である。
 そして青年部の皆さんは、親孝行の人であっていただきたい。苦労して皆さんを立派に育て上げながら、法のため、人のために働いている。これほど偉大なご両親はいない。それを誇りにしていただきたい。
 どこまでも、生き生きと生きることだ。
 「年は・わかうなり福はかさなり」と仰せのとおり、それが信心の証であるからだ。
 「煩悩即菩提」の仏法である。猛然と祈り、悩みなど全部、吹き飛ばしていくのだ。
 まして現代は、激しい変化の時代である。何事も、スピードが速い。
 そうであればあるほど、リーダーは若々しくなくてはいけない。
 動かない。弱々しい。広布のために戦わない。その人は、どんどん、ふけこんでしまう。
 戦い、動き、同志のために頭を使う。果敢に勝負に兆んでいく。その人は、つねに若い。長生きする。喜びの人生となる。
 胸を張り、ぱ―っと風が吹き抜けるように快活に進む。雄弁である。顔色もよく、生命力に満ちている。それが「勝つリーダー」の姿といえよう。
2  広布へ戦う心を燃やせ!
 わが子を広布の庭で育てる。これがいちばん、大事なことである。そこで薫陶を受けなければ、本当の筋金入りの信心を築くことはできない。信心がなければ、真の幸福はない。
 だれが何と言おうと、信心をしきった人間が、最後に勝つのである。一家も、子孫も、亡き父母までも、大福徳に包まれる。これが仏法の結論なのである。
 学会の役職は、最高に尊い広宣流布の役職である。大きな責任を担うほど、苦労も多いが、功徳も大きい。人間として勝利する。社会においても輝き、勝っていける。自分にとって得である。
 ここには副役職の人もいる。もしも自分の責任を明確にせず、手を抜けば、功徳は出ない。大事なのは、広布へ戦う心が燃えているかどうかだ。「心こそ大切」なのである。
 もちろん、自分の見栄で、組織で偉くなろうとするのはよくないが、清き心で、信心に徹するならば、永遠に輝きわたる自分自身の生命の鏡を磨いていけるのである。
 広布の道をまっすぐに進み、わが使命の舞台で勝利と栄光の歴史を残していただきたい。
 世界が創価の人間主義を待望している。そういう時代に入った。
 われらの舞台は世界である。あの国にも、この大陸にも、広宣流布の新しい波が高まっている。
 自分の仕事においては緻密に、精確に、心には宇宙大のロマンをもって晴ればれと進んでいただきたい。
 どうかお体を大切に!
 (学会本部別館)

1
1