Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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各部合同研修会 人格で光れ! 団結で進め

2004.8.7 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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1  わが天地に難攻不落の人材城を
 尊い信心錬磨の研修会、本当にご苦労さま! きょうは、各部、また各方面から代表が集っておられる。初めに、記念の和歌と句を贈りたい。
 〈女子部の友に〉
  広宣と
    広布の女子部は
      一生涯
    幸福 光れや
      幸福 楽しく
  
 〈関西の友に〉
  大関西
    師弟不二なる
      常勝城
  
  ゆるぎなき
    創価の柱の
      関西城
  
 〈中部の友に〉
  悠然と
   断固と 勝ちゆけ
     中部城
  
  堅塁城
    地涌の陣列
      輝けり
  
 〈九州の友に〉
  永遠に
    先駆の誉れの
      九州城
  
  火の国に
    勝ちまくりたる
      同志かな
  
 〈信越の友に〉
  晴れ晴れと
    難攻不落の
      信越城
  
  信越に
    咲き誇りたる
      人材城
 どうか、各部・各方面の大切な同志の皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えください。
2  皆が長者に! 皆が王者に!
 ドクター部と白樺会、白樺グループの代表も参加されている。いつも人々の健康のために尽くしておられる、尊い医師や看護師などの皆さんである。全員で、感謝の気持ちをこめて拍手を送りたい。(拍手)
 皆さんは、世界一の妙法を持った尊き仏の使いである。妙法流布という、人間として最高の使命がある。「健康の世紀」「生命の世紀」の道を開いておられる。広宣流布のため、創価学会の同志のために尽くす福徳は無量である。皆が長者となり、王者となりゆく方々である。いちばん高い、いちばん深いプライド(誇り)をもっていただきたい。
 皆、生身の人間だから、病気にもなれば、けがもする。病院にも行く。ドクター、自樺の皆さんは、病院で大勢の人を診療して、疲れることもあるだろう。気むずかしい人を相手にしなければならない場合もあるかもしれない。
 しかし、病気やけがをしている人にとって、頼りになるのは医師であり、看護師である。健康と長寿のための要の中の要が皆さんである。
 医療の技術はもちろんのこと、「あの病院に行って、安心した。よかった」と言われるような、人格の光る、すばらしい医師・看護師であっていただきたい。そして、それぞれの立場で、「世界一の健康の病院」「理想の病院」を築いていくことだ。
 十九世紀から二十世紀へ、世紀を超えて、文学史上に輝く名作をつづり残したトルストイ。彼は六十代、七十代、そして八十二歳まで、民衆とともに働いた。だからこそ、みずからは汗をかいて働こうとしない、高慢な人間を厳しく戒めた。
 トルストイの言葉に、こうある。
 「額に汗して営々と働くにあらざれば、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳にわき得ない」(『人生の道』上、原久一郎訳、岩波文庫)
 額に汗して、営々と働く。そして勉強する。そうであってこそ、精神的にも、肉体的にも鍛えられる。要領がいいだけの人間は、最後は敗れ去る。
 営々と働く。地道に戦う。これが創価学会の強さである。
 広布のため、人々のために、働いてくださっている皆さんである。御本尊が、諸天善神が護らないわけがない。
 法華経に、「諸天は昼夜に、常に法の為めの故に、而も之れを衛護し」(安楽行品、法華経四四〇㌻)と厳然と記されているとおりだ。
 御本尊は仏の生命の当体である。勤行は、大宇宙と一体の永遠の大生命を、わが身に湧現する荘厳な儀式である。
 勝利者として、最高に栄誉ある人間として生きる道は、この信心しかない。それが釈尊、天台大師の結論であり、日蓮大聖人の結論である。
 妙法を唱え、弘めゆく皆さまほど、尊貴な存在はない。無上の人である。仏法の眼から見れば、世間的な地位や立場など小さく、はかない。もっと深い″生命の位″がある。そういう人間観の「大革命」ができる仏法なのである。
3  「団結の力」が新時代を開いた
 ケネディ大統領といえば、アメリカで最も尊敬される大統領の一人である。
 ケネディ大統領は、芸術家が偉大である理由の一つとして、「結びつける力は分断する力よりも強いということを、思い出させてくれる」ことをあげている。(一九六二年十一月二十九日のスピーチ、「ジョン・F・ケネディ大統領図書館および記念館」のホームページより)
 団結か分断か――あらゆる団体や組織にとって重要な問題だ。戦いである。
 「団結の力」こそが最も強い。創価学会が勝利していく道は「団結」しかない。
 御書には「異体同心」等と仰せである。学会は永遠に、信心を根本にした「異体同心の団結」で進むのだ。万が一にも、身勝手な派閥などができれば、「異体異心」になってしまう。大切な広宣流布の組織は崩されてしまう。それでは、成仏への道は閉ざされてしまう。
 いよいよ団結を固くし、知恵と力を合わせながら、新たな拡大の歴史を築いてまいりたい。

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