Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

創価女性協議会 勇気の一歩を! 歩き続けた人が勝つ

2004.2.27 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

前後
1  「創価の母」は広宣流布の太陽!
 きょうは、世界一の平和と幸福の大連帯を広げゆく、婦人部の代表が集ってくださった。
 創価女性協議会の開催、本当におめでとう!
 ただただ妙法のため、同志のため、創価の勝利のために、婦人部の皆さん方が、どれほど陰で苦労し、尽くしておられるか。皆さん方の広宣流布の労苦に、私は、最敬礼して感謝申し上げたい。
 女性が輝く時代である。
 皆さんの使命の舞台は限りなく大きい。
 どうか、それぞれの地域で、思うぞんぶん、知恵と勇気と勝利の名指揮をとっていただきたい。
 いうまでもなく、学会の役職は責任職である。会員を守り、学会を守り、広布を守る責任である。
 責任が大きければ、大変ではあるが、その分、喜びも成長も大きい。
 ともに戦った多くの同志と、忘れ得ぬ広布の思い出をつづり、残すことができる。
 戸田先生は、「戸田の命よりも大切な学会の組織」と言われた。それを断じて忘れてはならない。
 いかなる役職であろうとも、今おかれた立場で、広宣流布のため、同志の幸福のため、祈って祈って祈りぬいていく。あらゆる点に心を配り、組織のなかの同志を励ましていく。
 その地道な活動の積み重ねが、わが身を金剛不壊の仏の生命へと磨きあげていくのである。
2  微笑みに感謝!
 母の微笑みは、人間の宝である。
 あのロシアの大文豪トルストイも、母の微笑みには、周囲を明るく照らし、悲しみさえも忘れさせてしまう妙なる力があると論じていた。
 「人の顔の美と呼ばれるものはすべて、微笑のうちにある」(「幼年時代」、『トルストイ全集』1〈中村白葉訳〉所収、河出書房新社)
 「母親のこころは、――それは地上における神性の驚くべき至高の現われです」(ビリューコフ『大トルストイ』1、原久一訳、勁草書房)
 これが、トルストイの洞察であった。
 わが「創価の母」の皆さま方は、いかなる激しい広宣流布の戦いの連続にあっても、美しい微笑みを絶やさず、同志を励まし、青年を育んでくださっている。
 太陽の婦人部の皆さまに心からの感謝をこめて、記念のスピーチを残したい。
3  きょう二月の二十七日は、「アメリカ婦人部の日」であり、「ブラジル婦人部の日」である。
 ブラジルの女性詩人コラ・コラリーナは謳った。
 「人生の価値は、出発点にあるのではない。歩み続けるなかにある。
 歩みながら種をまいていくならば、最後には、必ず収穫を得るものがあるだろう」
 人生は、歩き続けた人が勝つ。
 種を蒔き続けた人が勝つ。
 婦人部の皆さま方は、来る日も来る日も、法のため、人のために、尊き使命の歩みを、一歩また一歩、辛抱強く貫いておられる。
 そして、社会のため、未来のために、幸福者を増やそう、地涌の菩薩を増やそうと、希望の種を一つまた一つ、労苦を惜しまず植えておられる。
 御書には、「たねと申すもの一なれども植えぬれば多くとなり」と説かれている。
 年々歳々、功徳の花を香しく咲かせ、福運の実りを豊かに広げゆかれるのが、皆さま方の栄光の人生である。皆さま方の「大誠実」に勝る力はない。
 「誠実はわたしには貴重な宝であり、どうしてもそれだけに失うわけにはまいりません」(『わたしの非暴力』2,森本達雄訳、みすず書房)とは、マハトマ・ガンジーの言葉であった。

1
1