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日蓮大聖人・池田大作

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ロシア連邦サハ共和国・北極文化芸術国立… 完全勝利の大叙事詩をつづれ

2004.1.10 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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1  君よ、わが決勝のゴールをめざせ
 皆さん、明けましておめでとう! 今年も、たくさんの年賀状をいただいた。ありがたいことである。この場を借りて、心から御礼申し上げたい。
 きょうはまず、私の大切な友人の一人であり、世界のサッカー界の宝である、イタリアのロベルト・バッジョ選手ご夫妻からの、うれしい連絡をご報告したい。
 一月六日に行われた新年開幕の試合で、バッジョ選手は、見事に二得点を決め、チームの勝利に大きく貢献した。(世界最強レベルのイタリア・リーグで、バッジョ選手が所属する「ブレシア」が四対二で「シエナ」に勝利)
 これで、リーグでの彼の通算得点は一九八となり、目標である「二〇〇ゴール」の金字塔に大きく迫った。もちろん、現役選手としてはトップの、世界的な大記録である。(=二〇〇四年三月に二〇〇ゴール達成)
 みずからの大活躍で、新年第一戦を勝利に導いた彼は、こう語っていた。
 「昨年の十二月三十一日に、私は、二〇〇四年のご祈念の項目を決めました。まず第一に『池田先生との師弟の大道を、さらにさらに進んでいくこと』を誓ったのです。そして、真剣に祈り始めたところ、第一戦でさっそく、この大勝利を飾ることができました」と。
 そして「さらに、シーズンが終わる六月まで戦いぬき、挑戦し続けてまいります!」と、力強い決意を伝えてくださったのである。
2  彼は三十六歳。選手としては高齢である。ケガとの戦いの連続でもあった。有名になったがゆえに嫉妬され、悪意の中傷も、何度もあびせられた。
 しかし彼は、絶対に負けなかった。苦難も中傷も乗り越えて、世界的な選手になった。偉大な人は皆、そういう道を歩んでいる。
 「創価の師弟の力が、どれほど強いか。わが実証で、断じて世界に示してみせる!」――これが彼の固い信念であった。
 私も彼の戦いを、十数年、じっと見守ってきた。創価学園等で何度もお会いし、ゆっくりと語りあった。「見ていてください。師子となって走りぬきます!」「断じて負けません!」――彼のすがすがしい姿を、忘れることができない。
 今、そうした限りない挑戦の英姿を、全世界が、大喝采をもって讃えている。彼は勝ったのである。わが友の栄光のゴールを、私たちは心から讃嘆したい。(拍手)
 「祈りとして叶わざるなし」が、日蓮大聖人の仏法の究極である。皆さんもまた、この大確信で、バッジョ選手と同じように、断固として自分自身の「決勝のゴール」を飾っていただきたい。
 わが最高峰に挑み、自分自身が勝利する。これが、信仰の目的である。人生の正しい勝利の姿である。人間が人間として勝利した姿である。自分自身が負けた人間、みずからの使命を忘れた意気地なし――其れは、人間としての敗北者である。
3  大発展のSGI、おめでとう
 きょうは海外からも大勢の代表が参加されている。
 イギリスは、史上最高の広宣流布の拡大を成し遂げられた。機関誌も飛躍的に伸びた。おめでとう!(拍手)
 仏教発祥の天地インドも大発展した。盛大な座談会で、一年をスタートする。インドの皆さん、ナマステ(こんにちは)!
 お隣の韓国では、新年勤行会にたくさんの同志が集われた。地上十二階建ての立派な新本部棟も完成した(二〇〇三年四月)。さらに、創価教育を実践する「幸福幼稚園」の設立へ向けて準備が進んでいる。
 立派な建物といえば、マレーシアにも、十二階建ての堂々たる総合文化センターがそびえている。
 台湾の皆さんも、ようこそ! 台湾では昨年、各地で、多くの友人が参加して地域友好総会が行われた。十一回連続で「社会優良団体」として表彰されたこともすばらしい。
 アメリカでは来月、ニューヨークの国連本部で、SGIが要となって「世界の子どもたちのための平和の文化の建設」展が開催される運びである(=二月四日から同二十七日まで開催)。大成功を祈ります!(拍手)
 各国・各地に帰られたら、同志の皆さんに、くれぐれもよろしくお伝えください。

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