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中国・西北師範大学「名誉教授」称号授与… 前進! 栄光の創立の月へ自分自身が勝利

2003.10.8 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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1  周総理″自身の奮闘で活路を開け″
 「団結こそ力であり、団結こそ勝利である」(蒲豊彦訳、金沖及主編『周恩来伝』中、狭間直樹監訳、阿吽社)これは、中国の周恩来総理の叫びでした。
 また総理は、「奮闘すれば活路が生まれる」「決定的な条件は、自分じしんの奮闘である」(中共中央文献編集委員会『周恩来選集』中共中央ML著作編訳局訳、外文出版社)とも訴えている。まったく、そのとおりです。
 さらに、喜劇王チャップリンの言葉を紹介したい。
 「政治状況を無視するというのは、砂のなかに頭をつっこんで、自分から窒息するようなものだ。
 誰だって政治状況のなかに組みこまれているんだから、それを無視しようとするのは、よほどおめでたいやつだよ」(フレデリック・サンズ『チャップリンとウーナ夫人』美尾不二訳、潮出版社)
 社会に生きる以上、政治を無視することはできない。ゆえに、政治を厳しく監視せよが、世界の識者の一致する主張であります。
2  創価学会は、偉大な発展を遂げ、世界的な広がりとなりました。これほどの発展を、だれも想像してはいなかった。
 学会は今や、社会の″柱″の存在である。だからこそ、嫉妬の対象となる。
 フランスの文豪、ユゴーは、こうつづっている。
 「彼に善を為した者に悪を為す。嫉みの人とは何か? 忘恩の者だ」
 「徳に酬ゆるに怨を以てするとは何たる人間ぞ!」(『笑う人』宮尾晃一郎訳、『ユーゴー全集』4所収、ユーゴー全集刊行会)
 善いことをしているのに、いな、善いことだからこそ悪人から妬まれる。忘恩の人間から悪口を言われる。これが古今変わらぬ人間の世界である。
3  青年の熱が世界の温度を決める
 それは、十八年前の春のことであります。私は聖教新聞社で、大中国から、一人の輝く青年指導者をお迎えしました。その若きリーダーは、貴・西北師範大学がそびえる蘭州の天地を使命の舞台として、長年にわたり、中国人民のために、尊き労苦の汗を流してこられた方であります。
 そのかんばせには、誇り高き勇気が光っておりました。私たちはたがいに目と目を見つめ、固い握手を交わしました。その青年リーダーこそ、現在、中国人民の先頭に立たれる、胡錦濤国家主席、その人なのであります。(拍手)
 (胡主席は、一九八五年三月、中国青年代表団の団長として来日。当時、中華全国青年連合会〈全青連〉の主席だった)
 さらに五年前、私は胡錦濤主席と再会を果たしました(一九九八年四月二十二日、東京で。当時、国家副主席)。主席と私は、再会を喜びあいながら、アジアの平和を、そして日中友好の未来を展望して語りあいました。私は、「青年の熱が、世界の温度を決めます。青年の熱が冷めれば、人民は凍えてしまいます」と申し上げた。
 きょうは、若き力と熱に満ちあふれた、歴史的な青年部幹部会、まことにおめでとう!(拍手)
 今の言葉を、どうか忘れないでいただきたい。

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