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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会(6) 創価は「皆を歓喜させる」世界

2003.8.5 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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1  学会は「哲学の実践者の学校」
 妙法の世界は宇宙大である。あらゆる人を味方にし、平和と幸福の哲学を教え、歓喜させる世界である。友に喜びを贈る。そのためにリーダーはいる。小さな自分の感情で、皆にいやな思いをさせるのは、透徹した信心のリーダーとはいえない。
 虚栄を捨てることだ。何ものをも恐れない、大きな境涯を、自分自身が開いていくのだ。
 学会は「信心の博士の城」だ。「哲学の実践者の学校」である。
 御本尊の前では特別な人間などいない。一人一人が平等に尊い。
 権力者は民衆を見くだし「烏合の衆」と言う。われらは誇りも高き「広宣流布の衆」である。
 皆が使命の人である。心合わせて前進したい。
 学会活動は、やった分だけ得である。大福運を積み、友を救い、人間革命していける。祈りに祈り、一人一人を励ましながら、聡明に、勝って楽しく、わが人生の歴史をつづっていきたい。
2  アメリカ・ルネサンスの哲人、エマーソンの言葉が私は好きだ。
 「毅然として頭を上げるがよい。私の生命は飾り物ではなく、それを生きるために与えられたのだ。私は至るところで真実を、まったき真実を語ることを、自分の義務だと思う。私は、人々が私のことをどう思うかということでなく、私の真の使命は何かということを真剣に考えなければならない」(トルストイ『文読む月日』〈北御門二郎訳、筑摩書房〉で紹介)
 人は人。自分は自分。頭を上げて、胸を張り、わが使命を毅然と果たしゆくことだ。
3  広布に戦う心が青年の証
 人生は毎日が新しい出発である。
 私は先日、退職する方に「″去って去らず″の心で」と励ましを贈った。
 「一生、いな永遠に同志だ。一緒に戦おう!」――温かく声をかけながら、ともに進みたい。
 年齢は重ねても、若々しく、広宣流布をめざす前進のリズムをつくってまいりたい。
 人生に定年はない。信心に定年はない。広宣流布へ戦う心が、青年の証である。
 牧口先生は七十歳を超えても、「われわれ青年は」と、弟子たちに呼びかけられた。
 人間の心は微妙だ。子どもも大きくなり、経済的にも安定した。そこそこに、やっておけばいい――そういう心では、人生の最終章は立派に飾れない。
 戦う心を失えば、五十歳でも″老人″だ。炎の心で前進する八十歳の″青年″もいるのだ。
 広宣流布の戦いに遠慮など必要ない。自由自在に、生き生きと、生涯、創価の同志とともに歩みぬいてまいりたい。

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