Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二総東京代表協議会 世界は創価の人間主義を待望

2003.7.2 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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1  信心は福徳を集める″磁石″
 暑いところ、まことにご苦労さま! 尊き汗を流しながらの皆さま方のご健闘を、日蓮大聖人は、いかばかり讃嘆しておられることか。
 同志とともに! 広宣流布のために!――その一点に深く心を定め、妙法を唱えるならば、必ず大いなる生命力がわく。
 御聖訓には、「法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし」と仰せである。
 信心は、福徳を集める″磁石″であり、絶対的幸福の軌道なのである。
 有名な「報恩抄」には、こう仰せである。
 「日蓮の慈悲が広大であるならば、南無妙法蓮華経は万年のほか、未来までも流布するであろう。日本国の一切衆生の盲目を開く功徳がある。無間地獄の道をふさぐものである。この功徳は、伝教大師・天台大師をも超え、竜樹菩薩・迦葉尊者よりも勝れている。
 極楽での百年の修行の功徳は、汚れた、この国土での一日の修行の功徳に及ばない。正法・像法時代の二千年間の弘通は、末法の一時の弘通に劣るであろう」(御書329㌻、通解)
 大聖人に続き、末法万年尽未来際までの広宣流布の道を開いているのが、皆さま方であられる。その功徳は計り知れない。万人を苦悩の道から救う、偉大なる使命を自覚していただきたい。
2  使命の天地に「永遠の幸福城」を
 労苦をいとわず、広宣流布のために行動することは、自分自身の功徳をいちだんと増し、自分の家族も、友人も、社会をも、幸福の方向へ、平和の方向へと発展させていく軌道である。
 ここ東京牧口記念会館を中心として、第二総東京は躍動している。「聖教新聞」の目を見張る拡大も、心から讃嘆申し上げたい。
 今年の一月二日、私は詠んだ。
 牧口城
   幾千万の
     友来たり
   世界に飛びゆく
     霊鷲山かな
 どうか、それぞれの広宣流布の使命の城を厳然と守り、さらに発展させていっていただきたい。
 人生は戦いである。自分自身の勝利が永遠不滅の幸福城をつくる。これが仏道修行なのである。
3  青年こそ光だ。人材こそ宝である。
 人材育成の正道を歩むためには、何よりもまずリーダーが、慢心を厳しく排していくことだ。
 「人は高慢である時は自分自身のことしか頭にない」(『ドイツ論』3,エレーヌ・ド・グロート・梶谷温子・中村加津・大竹仁子訳、鳥影社)とは、フランスの作家スタール夫人の名著の一節である。
 仏法の清浄な世界においては、増上慢を絶対に、はびこらせてはならない。広布を破壊する極悪の人間を断じて放置してはならない。真面目な人間が、かわいそうである。うるわしい和合も破壊されてしまう。それでは広宣流布はできない。
 ゆえに増上慢とは、毅然と戦い、断固として戒めていかねばならない。

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