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第二十五回本部幹部会、全国青年部幹部会… 最高峰をめざせ! 広宣流布の若き英雄

2003.2.5 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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1  三百万の青年の大連帯、万歳!
 全国の青年部の皆さん、そして、はるばる海外から来日された皆さま、きょうは、おめでとう!
 ご苦労さま!(拍手)
 本当に凛々しく、若々しい。青年部の姿は、じつにすばらしい。
 これからは、すべて皆さんの舞台である。きょうは青年部の出発の日、おめでとう!(拍手)
 きょうは、ブラジルの同志も、遠くから参加してくださった。
 敬意を表し、ブラジルの大文豪アウストレジェジロの言葉を紹介したい。
 「女性は偉大なる力であり、活力である。なぜなら、女性こそ、家庭の柱であるからだ」
 家庭こそ、人間の生活の基盤である。家庭をがっちりと守ってこそ、広布のために戦うこともできる。そして、婦人部をはじめ女性の皆さまは、厳然とその根本を担ってくださっている。
 女性がしっかりしている家庭は、男性もしっかりする。反対に、男性がしっかりしていても、女性がしっかりしていないと、両方とも、だめになってしまう場合がある。女性の力は、あまりにも大きいのである。
 アウストレジェジロは、続けて言う。
 「すなわち、女性こそ、全人類の人格を形成し、人間を教育し、その精神を築き上げるのだ」
 まったく同感である。広宣流布の前進にあっても、女性の皆さまが、大いなる力を発揮してくださっている。私は、最大の感謝をこめて、婦人部・女子部の皆さまを賞讃したい。(拍手)
 ともあれ、仏法史上、そして人類史上にも輝きわたる、青年部の三百万の広宣流布の若き大連帯、本当におめでとう!(拍手)
 三百万人におよぶ青年が、崇高な思想と、哲学と、深い信仰をもって、このようにうるわしい団結をしている団体は、世界にもない。人類の歴史の上から見ても、まことに希有な、すごいことなのである。
2  世界の各地でSGIが輝く―
 また、海外二十カ国・地域から来日された皆さま、ようこそ! 本当に、ご苦労さま!(拍手)
 とくに、研修会でお越しくださった韓国の皆さま、新本部棟、おめでとう!
 (=地上十二階、地下五階。二〇〇三年四月、ソウルに落成)
 台湾の皆さま、目覚ましい拡大、本当におめでとう!
 イタリアの皆さま、新理事長とともに新出発、おめでとう!
 ブラジルの皆さま、新体制、おめでとう!
 さらに、オーストラリアの皆さま、テレビでのSGIのすばらしい紹介、おめでとう!
 (SGIの平和運動を紹介する特集番組「パワー・オブ・チャンテイング〈題目の力〉」がオーストラリアの国営テレビで放映。大きな反響を呼び、再放映も行われた)
 ニュージーランドの皆さま、「ガンジー・キング・イケダ」展の大成功、ありがとう!
 (オークランド、クライストチャーチ、ロトルア、ダニーデン、タウランガの各都市で開催)
 そして、パラオの皆さま、支部結成一周年、おめでとう!
 ここにお迎えしたパラオの初代支部長は、社会にあっては大統領特別顧問として、国家の重責を果たされている女性である。レメングサウ大統領からのすばらしいメッセージを、きょうの幹部会に携えてきてくださり、心から御礼申し上げたい。
 どうか、レメンゲサウ大統領に、くれぐれもよろしくお伝えください。(=名誉会長は二〇〇二年六月、同大統領と東京で会見している)
3  五十年前、トインビーが予見した宗教の復興
 一九五三年(昭和二十八年)、日本の新聞に寄稿して、″五十年後の西暦二〇〇三年の世界は、どう変化しているか″と遠大な展望をしていた大歴史家がいる。後に私が対談した、トインビー博士その人である。(「毎日新聞」一九五三年一月三日付に「五〇年後の世界 二十一世紀を語る」と題して)
 博士の二〇〇三年への展望の焦点は何か。それは「精神の真空状態」が広がるなかで、ふたたび宗教運動が興隆していくであろうという点にあった。その博士が晩年、新世紀の文明をリードしていく力ある宗教として、こよなく期待されたのが、私たち創価学会だったのである。(拍手)
 偉大な世界の学者は正視眼で見ている。博士の透徹した眼が見つめた二〇〇三年の今、学会は、これほどまでに青年が躍動し、これほどまでに世界的な広がりをもつ団体となった。
 まさに、博士の予測を創価学会は見事に実証したのである。きっと博士も、「わが意を得たり」と、微笑んでおられることであろう。
 トインビー博士と私の対談集(『二十一世紀への対話』。本全集第3巻収録)は、二十四の言語で出版されている。(=二〇〇五年十二月現在、二十六言語)
 これまで私がお会いした、世界の多くのリーダーも、この対談集を読んでおられた。チリの民主化の英雄エイルウィン元大統領、インドの哲人政治家ナラヤナン前大統領、インドネシアの精神指導者ワヒド前大統領、国連のガリ前事務総長も、愛読してくださっていた。
 世界の大学でも、トインビー対談が教科書として使用されてきた。
 私が名誉博士号・名誉教授称号等を拝受してきた世界百三十九の大学・学術機関でも、その多くが、この対談集を高く評価してくださったようである。

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