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日蓮大聖人・池田大作

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群馬代表協議会 学会は「幸福」「使命」「勝利」の学校

2002.8.14 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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1  正しい人生の道を歩む人は最後に必ず勝利
 創価学会は「幸福の学校」である。「使命の学校」であり「勝利の学校」である。
 社会も、経済も、厳しい生き残り競争である。そのなかで、どう人生を勝ち抜いていくか。
 「誠実一路の人」「真実一路の人」が勝つ。
 正しい人生の軌道を歩みきった人間が、最後に必ず勝利する。
 どんな虚名の有名人よりも、民衆のなかで、民衆のために生きる、一人の学会の支部長のほうが、はるかに人生は深い。
 ただ私利私欲をむさぼる動物的な生き方か。人のため、法のために悩み、苦労する、「煩悩即菩提」の仏になる道なのか。仏法の道こそが、最高の価値創造の人生の道なのである。
 心ある識者が憂えていた。
 「今は、正義の人間がいなくなった。善良な人間、徳のある人間、慈愛のある人間がいなくなった。本来、社会に尽くすべき責任ある立場の人間が、自分のことしか考えていない。本当に人間が悪くなった」
 だからこそ、創価の善のスクラムを強めることが大事なのである。
 なかんずく、新しき世紀の主役は女性である。
 群馬でも、女子部が光っている。「花のスクラム」の拡大は、関東一である。本当によく頑張られた。心から賞讃申し上げたい。
2  すがすがしい会合革命を
 ここで、今ふたたび、女子部の帰宅時間が遅くならないよう注意しあっていきたい。
 残念ながら、社会の治安がたいへん悪化し、夜遅く女性が出歩くことは、危険である。絶対に油断してはならない。
 どうか、聡明に、早めの帰宅を心がけ、ご家族に決して心配をかけないようにお願いしたい。
 女子部は、一人も残らず、大切な「使命の人」である。「宝の人」である。学会全体で厳然と守っていかねばならない。
 その意味からも、壮年部・婦人部・青年部が、全体として、会合の終了時間を、あらためて厳守していきたい。
 幹部は、話の内容も、簡潔にして具体的、そして明快なものにしていくことだ。そういう指導方式が大事な時代に入った。
 事前に、よく思索し、準備して、時間等も、わきまえていかねばならない。いつも顔を合わせているのに、相手の飽きるような同じ話を、だらだらと長くするのは、愚かである。
 すがすがしい「会合革命」を、皆で推進してまいりたい。
3  悪意のデマを退治せよ!
 「オーストリアのショーペンハウアー」と謳われた哲人がいる。劇作家で詩人のカール・クラウス(一八七四年〜一九一三六年)である。
 ジャーナリズムに対するショーペンハウアーの批判精神を、クラウスは受け継いだ。
 数多くの誹謗・脅迫・襲撃を受けながら、一歩も退かなかった。堕落の言論を攻めた。社会悪を攻めぬいた。
 クラウスのジャーナリズムの「定義」は、まことに痛烈である。
 「ジャーナリストとは/何者か/ひとえに/われわれの思考を邪魔し/われわれの耳を使って聞き/われわれの目で覗き込み/われわれの舌に唾を吐きつけ/われわれの頭を掻きむしり/われわれの肌を消毒し/われわれの地獄を焚付け/われわれの鼻をかんでやり/われわれに吐き気を催させ/手ぶり交えて話しかけるが/さもなくばわれわれに代わって弁じ立てる/周旋屋」(堺雅志「カール・クラウスとショーペンハウアー」『ショーペンハウアー研究』第7号所収〈日本ショーペンハウアー協会〉参照。クラウスについては、『カール・クラウス著作集』6〈佐藤康彦・武田昌一・高木久雄訳、法政大学出版局〉の訳者「あとがき」を参照)
 彼は二十五歳の年に個人誌を創刊。そのタイトルを「炬火きょか」と銘打った。
 炬火とは何か。それは虚偽を打ち砕く炎であった。真実と希望の光であった。邪悪を焼き尽くす大火であった。
 悪意のデマを退治せよ――クラウスは、終生、鋭いペンで告発した。

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