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日蓮大聖人・池田大作

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第十八回本部幹部会、第二回東北総会、第… 新世紀の青年よ、広宣と正義の雄叫びを

2002.7.3 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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1  ロシアなど各国に相次ぎ記念公園
 このほど、ロシアから連絡をいただいた。シベリアのオムスク州にあるカルブザ村の広大な土地を「池田大作記念庭園」と命名したい――との要請である。
 (村の関係者は「池田博士の平和。教育・文化への偉大な貢献を讃え、ぜひ、『池田大作記念庭園』と命名させていただきたい」と語っている)
 土地は肥沃で、小麦やジャガイモが豊かに実り、うさぎや大鹿、熊なども多く生息する。美しき大自然につつまれた天地と、うかがっている。村の先には、もう道はなく、広大な平原。その先には、針葉樹林帯(タイガ)が広がっているという。
 学会の代表が村を視察に訪れたところ、村長をはじめ村の方々から盛大な歓迎を受けたそうである。
 モンゴルには「池田平和記念公園」が完成した。
 かつての戦地ノモンハンに近い場所(チョイバルサン市)である。公園には記念碑も設置され、私の小説『新・人間革命』の冒頭の一節を、モンゴル語と日本語で刻んでくださった。
 日本から学会の代表がモンゴルを訪問し、今月、開園式と記念碑の除幕が行われる。
 (記念碑には、池田名誉会長の次の言葉が刻まれている。「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」)
 あの国にも、この地にも、SGIの平和・文化・教育運動への共鳴が広がっている。そうした世界的評価の一端として、ご報告させていただく。(拍手)
2  ドイツの文豪ゲーテは叫んだ。
 「悪はかならず損害を無実なものの身におよぼす」(『ゲーテ格言集』大山定一訳、『ゲーテ全集』11所収、人文書院)
 だからこそ、悪を放置してはならない。これは歴史の鉄則である。
 フランスの哲学者パスカルは、つづった。
 「大いなる人々のよろこびは幸福な人々をつくりうることにある」(『パンセ』津田穰訳、世界文学社)
 幸福な人々を、たくさんつくる。それが創価学会である。それがわれらの戦いであり、われらの喜びである。
3  迫害こそ仏法者の誉れ、英雄の証明
 ここで、日蓮大聖人の御書を拝したい。
 「釈尊の在世でさえ、なお法華経には怨嫉が多かった。まして像法・末法において、また(日本のような)遠く離れた国においては、なおさらのことである。山に山を重ね、波に波をたたむように、難に難を加え、非に非を増すであろう」(202㌻、通解)
 有名な「開目抄」の一節である。
 釈尊も、仏法のゆえに妬まれ、数々の難にあわれた。
 中国の南京で法華経を講説した天台大師も、南三北七の諸宗――つまり、中国の仏教界から批判され、迫害された。
 そして、大聖人の御一生も、「山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非に非をます」という、大難の連続であられたのである。広宣流布の道程においては、難があって当たり前である。難がなければ、日蓮大聖人の仰せのとおりの仏法ではなくなってしまう。
 広宣流布のために戦っているからこそ、難を受ける。これが日蓮仏法の法則といっていい。
 牧口初代会長も、戸田第二代会長も、そのことを徹して弟子たちに教えられた。ここに、日蓮仏法の″急所″があることを知っておられたのである。

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