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日蓮大聖人・池田大作

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関東会研修会 常勝関東の時代が来た!

2001.8.15 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

前後
1  大闘争から充実が 喜びが 大福運が
 鉄は、灼熱の溶鉱炉で鍛えられ、鋼になる。人間も、戦いの火の中で、「心」が鍛えられる。「歴史」ができる。
 大闘争が大福運をつくる。大難があるから仏になれる。偉大なる信心の魂ができる。大事なことは、わが胸中に「戦う決意」が燃えているかどうかである。
 見栄に生きる人生は、幻であり、空虚であり、不幸である。広布の庭で生きぬく人は、大地に足をつけている人である。いちばん幸福な人生なのである。
2  われらの舞台は世界である。キューバの″独立の父″ホセ・マルティの言葉を贈りたい。
 「侮辱された人民の勇気で侮辱する敵を恐怖でふるえさせてください」(「スティック・ホール講演」青木康征訳、『ホセ・マルティ選集』3所収、日本経済評論社)
 キューバといえば、五年前(一九九六年六月)に初訪問したことが懐かしい。そのさい、カストロ国家評議会議長と首都ハバナの革命宮殿で、ゆっくり対談したことは深い思い出である。
 カストロ議長が敬愛してやまない革命の闘士マルティは言う。
 「革命に奉仕した者は皆聖なるかな」「革命を戦った人間は私にとっては聖人のようなものです」(「エンリーケ・コリャーソ宛公開書簡」後藤雄介訳、同選集)
 今、新世紀の平和革命、精神革命、人間革命へ戦う皆さまほど、尊貴にして聖なる存在はない。
 日寛上人は、「我等、妙法の力用に依って即蓮祖大聖人と顕るるなり」(文段集676㌻)と断言しておられる。妙法を唱え、弘める人は、日蓮大聖人の仏の生命が厳然とわが身に涌現する。これを深く確信していただきたい。
 さらにマルティは、こう民衆に呼びかけた。
 「高邁な志を立てながら、成就することなく命を終える人生ほど哀しいものはありません! 人は大きな仕事を成し遂げたとき、満足してこの世を去ることができるのです!」(青木康征訳、同選集)と。
 中途半端は損である。喜びも少ない。広宣流布のための労苦は、必ず全部が、最高の喜びと充実と満足に変わる。いちばん、得なのである。
3  同志の敢闘を大聖人が讃嘆
 「敢闘」めざましい、完全勝利の「関東会」、本当におめでとう!(拍手)
 大関東の広宣流布の勝利の行進は、歴史に燦たる金字塔である。さすが「広宣流布の一級の闘士」が勢ぞろいした、理想的な大関東である。
 「常勝関西」が完璧に土台ができあがり、ここにまた「常勝関東」が完壁に構築された。
 創価学会の前途は、さらに盤石である。日本の広宣流布は、いちだんと完壁になった。私は、皆さま方に心からの敬意を表したい。
 関東は、本当に、よく戦ってこられた。「関東、ここにあり!」と堂々たる広宣流布の旗を、新世紀に厳然と打ち立ててこられた。この関東の同志の晴れ姿をば、日蓮大聖人が、どれほど喜ばれていることか。
 関東は、大聖人の故郷であり、法戦の大舞台であった。
 大聖人は、この生まれ故郷を、「日本国よりも大切にをもひ候」と仰せになっている。また、亡くなった関東の門下のことを、みずから足を運んで、追善してあげたいとの御心情をつづっておられる。
 (「むかし・この法門を聞いて候人人には関東の内ならば我とゆきて其のはかに自我偈よみ候はん」)
 さらに、有名な「佐渡御書」には仰せである。
 「日蓮は、この関東の北条一門にとっては支えとなる棟梁であり、日月であり、亀鏡であり、正しく導く眼目である。この日蓮を国が捨て去る時には、必ず七難が起こるであろう」(御書957㌻、通解)
 これは、大聖人が、竜の国の法難の時、大音声を放って、時の権力者に叫ばれた大宣言である。
 大聖人の門下として、わが国土、社会、地域にあって、「柱」となり、「模範」となり、「太陽」となり、「眼目」の存在となっていく。これほどの誉れはない。
 関東は、その見事なる一大実証を天下に示してこられた。上半期、埼玉も、千葉も、茨城も、栃木も、そして群馬も、過去最高の広布拡大を晴ればれと勝ち取られた。
 大聖人が「善哉、善哉」と賛嘆され、三世十方の仏菩薩も、無量無辺の諸天善神も、舞を舞って皆さま方をつつみ、讃え、守っていかれることは間違いない。この栄光と功徳は、不滅である。

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