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日蓮大聖人・池田大作

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「7・3」記念首都圏婦人部代表幹部会 心と声と手で希望を勝ち取れ!

2001.7.10 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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1  団結せよ、今いる社会に貢献せよ
 本日は、平和と友好を広げゆく首都圏の婦人部の皆さまが、お越しくださいました。暑いなか、本当に、ご苦労さまです。(拍手)
 ヨーロッパの革命詩人、ハイネは言いました。
 「団結、団結こそ現代もっとも必要だ。おれたちが、ちりぢりばらばらだから 奴隷にされてしまうんだが、団結すれば、あの暴君どもを打ち倒せるんだ。
 団結だ! 団結だ! そうすればおれたちが勝ち、不埒な独占支配は倒れるのだ!」〔「アッタ・トロル」井上正蔵訳、『世界文学大系』78所収、筑摩書房)
 また、三重苦に打ち勝った女性、ヘレン・ケラーの言葉。
 「今いる社会に貢献できないのであれば、私たちはどんな社会に身をおいてもその社会に貢献することはできません。ですからもっとも重要な問題は、私たちがどんな環境にいるかということではなく、私たちが日々どんなことを考えているかであり、どんな理想につき従っているか」(『ヘレン・ケラー 光の中へ』鳥田恵訳、めるくま―る)である。
 さらに、フランスの女性思想家、シモーヌ・ヴェイュの言葉。
 「苦しむといっても、そこに深いよろこびが感じられるのなら、なんでもないことです。大切なことは、自分の人生に失敗しないことです」(『労働と人生についての省察』黒木義典・田辺保訳、勁草書房)
2  はるかなる憧れの楽園ポンペイ島の英知の言葉に、こうあります。
 「君一人で幸福になろうと思うな」
 本来、自分一人だけの幸福など、ありえない。友の憂いにわれは泣き、わが喜びに友は舞いながら、一緒に励ましあい、力を合わせて、幸福と平和の社会を、仲良く朗らかに建設していく。これが、人間としてもっとも正しい人生の軌道であります。
 同じくポンペイ島の格言に、こうあります。
 「青年の松明は、足の指先に輝く」
 つまり、いかに先の見えない暗闇の中にあったとしても、前へ、断じて前ヘ、みずからの足を踏み出していく。その勇気ある一歩にこそ、希望の松明は輝く。ゆえに青年は、恐れなく大胆に前進せよ―――というのであります。
 本日、ここに集われた、創価大学、ならびにアメリカ創価大学、さらに九十の大学に学ぶ男女学生部の英才の皆さん! どうか、若き情熱を燃やして、いかなる青春の戦いにもまっこうから勇敢に挑戦してください。勝利の道を切り開いてください。
 勝つ人生は幸せです。負ける人生は不幸です。学生部の諸君、頼むよ!(拍手)
3  青き太平洋の大海原の中心には、天空に輝く幾多の星々のように燦然と光を放ちゆく、六百もの島々の「平和と調和のネットワーク」が広がっております。それこそ、私たちが敬愛してやまないポンペイ島であり、ミクロネシア連邦なのであります。
 心より尊敬申し上げるイソナニケン執行議長ご夫妻、そして、ご一行の皆さま方。本当にようこそ、お越しくださいました。私たちは、最大の感謝をこめて、熱烈に歓迎申し上げるものであります。(拍手)
 きょうの式典には、首都圏の女性リーダーの代表が駆けつけてくれました。
 アメリカ、ブラジルの代表の方々も、遠いところ、たいへんにありがとうございます。(拍手)

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