Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第五回本部幹部会、「聖教新聞」創刊五十… 創立百周年の五月三日へ出発!

2001.4.25 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

前後
1  栄光の「広布の山」を遂に登攀
 二〇〇一年五月三日――われわれの大目標の日が、いよいよ到来した。はるか遠い先と思っていた、大いなる目標の日を、皆さま方の力と団結の戦いによって、大勝利のうちに、ついに迎えた。
 ある識者が驚嘆していた。「いかに時代が変わろうが、創価学会は生き生きしている。ますます元気で、拡大している。ふつうなら、とうてい、考えられないことですね」と。
 私たちは、これで一つの大目標を達成した。
 今度は、創立百周年、二〇三〇年の五月三日をめざして、新しい前進を開始していきたいと思うが、どうだろうか。(拍手)
 そのころには、皆、だいぶ年をとるだろうが(笑い)、昨年、沖縄でお会いしたロートブラット博士は、九十歳を超えてなお、意気軒昂であられた。
 (博士はパグウォッシュ会議名誉会長、ノーベル平和賞受賞者)
 法華経は「更賜寿命(更に寿命を賜う)」と説く。限りない生命力がわいてくる。これが仏法の真髄である。
 ともどもに、体を大切にし、さらに寿命を賜わりながら、創立百周年のその日にふたたび、皆、健康で、元気な姿で集い合いましょう!(拍手)
2  イタリア独立への指揮をとった英雄、マッツィーニは、こんな言葉を残している。
 「歴史的にいえば、人間精神の偉大な勝利、すなわち人間社会の完成をめざす重要な歩みの中で、強い宗教的信仰に根抵をもたなかったものを、私は一つだって知らない」(ボルトン・キング『マッツィーニの生涯』力富阡蔵訳、黎明書房)
 根底に宗教的信仰がない勝利――そんなものは永遠には続かない。真実の勝利は、根底に確固とした信仰があるものだ。これが歴史である。これが有名な革命家の洞察である。
 わが心の友、フランスの文豪ユゴーも、「信ずるところある我々は、何を恐るべきことがあるか」(『レ・ミゼラブル』豊島与志雄訳、岩波文庫)とつづっている。
 本当に信じるものがある生命には、恐れるものなど何もない。日蓮大聖人が、信心強き人にかなう者はいないと教えておられるとおりである。
3  学会は二十一世紀の「日本の柱」
 私たちの広宣流布運動は、今や名実ともに「二十一世紀の日本の柱」となった。(拍手)
 これだけ誹謗され、中傷されても、微動だにしない。追い落とそう、壊そうとしても、何十年もの間、できなかった。こんな団体は、ほかにないであろう。
 学会の前進によって、日本の未来が決まる。そういう時代に入った。
 人類史上はじめて、大聖人におほめいただけるような、世界の「平和の大波」「広宣流布の波」が、いよいよ広がっている。もちろん、決して油断をしてはいけない。それを青年に託しつつ、私は、千年先、万年先までの盤石なる土台は完璧にできあがったと申し上げておきたい。(拍手)

1
1