Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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世界広布四十周年記念大会 仏法は万人の幸福の軌道

2000.11.25 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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1  常楽我浄の人生を飾れ
 私たちは、人間として生まれてきた。望むと望まざるとにかかわらず。
 ある人はシンガポールに。ある人は日本に。ある人はオーストラリアに。そのなかで、人生を生きていかねばならない。これは、避けようのない現実であり、宿命である。何のために生きるのか。ただ、食をつなぎ、漫然と生きる生き方もあろう。しかし、いつ病に倒れるかわからない。そして、だれもが必ず死ぬ。
 生老病死という難問を、どう解決するのか。いくら学歴があっても、社会的地位が高くても、巨万の富があっても、死に臨めば何も役にたたない。最後は、むなしい。こうした現実を、仏法では「諸行無常」と説く。
 では、本当の幸福は、どこにあるのか。使命に生き、価値ある人生を輝かせる「常楽我浄」の生き方にあるのである。
2  「諸行無常の人生」を「常楽我浄の人生」に――そう転換しゆくために、日蓮大聖人は御本尊をお認めになられた。
 御本尊は、いわば、万人が幸福になるための「機械」である。また、御本仏日蓮大聖人の生命の当体であられる。八万法蔵といわれ釈尊の膨大な経典の、一切がが納められている。
 大聖人は「但南無妙法蓮華経の七字のみこそ仏になる種には候へ」と仰せである。
 妙法を信じ唱えれば、仏の生命がわが身に涌現していく。自分自身が大福徳の生命となる。妙法は、宇宙の根本の法則である。
 インターネットで、いつどこにいても、瞬時に世界とつながるように、御本尊に唱題すれば、仏界の生命につながっていく。宇宙を貫く法則にのっとった道を進んでいける。そして経済力や知力、人格の力、幸福の方向へ向かっていく力――そうした力を自由自在に引き出していけるのが、信力、行力なのである。
 心で決まる。行動で決まる。信心の強さで決まるのである。
3  大聖人の魂はSGIの中に
 仏法では、自分の中に仏の生命があると説く。ゆえに、人間以上の特別な存在などありえない。一人の人間として、社会人として、すばらしい人生を生きぬくための信仰である。
 権威の伽藍。虚栄の衣。そうした形式主義は、本来の仏教にはなかった。時代を経るにつれて堕落し、「宗教のための人間」へと転倒していった。日顕宗が最たる例である。
 そうしたなか、大聖人の仰せどおりに、「人間のための宗教」の正道を進んでいるのは、SGI(創価学会インタナショナル)しかない。ゆえに大発展している。
 SGIとともに、堂々と広宣流布の信心を貫いていただきたい。仏法の正邪は厳しい。悪と戦いぬいてこそ、善なる生命が生ずる。大功徳がわく。それを心に刻んでいただきたい。

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