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日蓮大聖人・池田大作

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第46回本部幹部会 未来のために「民衆の連帯」を強めよう

2000.5.24 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

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1  励ましの名優
 懇談的にお話ししたい。ゆったりとした気持ちで聞いていただきたい。
 きょうの幹部会には、海外のSGI(創価学会インターナショナル)の皆さまも参加してくださった。
 韓国、香港、台湾、インド、インドネシア、シンガポール、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、イギリス、ドイツ、フランス、ポーランドの代表である。遠いところ、本当に、ご苦労さまです!(拍手)
 創大野球部、おめでとう!(拍手)(創価大学硬式野球部は、東京新大学野球の春季リーグで優勝)
 大学の先生方は、頑張っている人を「わが子のごとく」励ましてあげてほしい。
 「あんなに喜んでくれて、やりがいがあるな」「あの光景は一生、忘れられない」――相手が、そう思うくらい、応援していくのが指導者である。
 名優が劇を演ずるように、相手の心にいつまでも残る励ましを贈る。敵にも味方にも「ああ、素晴らしい人だ」と思われてこそ、一流の人間である。いばったり、気取ったりするのは、力がない証拠である。
 本当の人間の世界が「創価の世界」なのである。
2  「善を行う者」には一切が味方に
 戦う大文豪であったヴィクトル・ユゴー。彼は叫んだ。
 「善を行う者には一切のものが助けになる」「季候も我れ等にみし、北風も我れ等に与みし、降雨も我等に与みするであろう」(「追放」神津道一訳、『ユーゴー全集』10〈ユーゴー全集刊行会〉所収。表記は現代かなづかいに改めた)
 善を行う者には、一切のものが味方になる。私どもも、自分の周りの、ありとあらゆる存在が諸天善神となるのである。
 不正、邪悪に対しては、断固として反撃せよ! これがユゴーの叫びである。戸田先生の叫びである。牧口先生の遺言である。正義に生き抜く人間の信念であり、仏法者の信念なのである。
 正義の人間を弾圧し、滅ぼそうとする邪悪な勢力とは、断じて戦い抜く。これが学会精神である。
 悪を見ながら何もしないのは、いくじのない、ずるい人間である。そういう惰弱な幹部になってはいけない。善と悪を厳しく見分けなければならない。
 青年部が立ち上がっていただきたい。幹部が先頭に立っていただきたい。
3  韓国の箴言に、こうある。
 「団結することは力だ」「団結すれば生きられ、裂かれれば死ぬ」さらに「大勢で行く仲に入れば痛む足も引きずられて行く」。
 たとえ足が痛くても、一緒であれば、力強く前に進んでいける。これが「仏教伝来の大恩の国」韓国の教えである。
 「和楽第一の韓国SGI」の新出発を、皆で期待し、皆でお祝い申し上げたい。(拍手)韓国と日本は、一体で進みたい。世界で一番仲良く、前進してまいりたい。(拍手)

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