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日蓮大聖人・池田大作

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「チンギス・アイトマートフ記念黄金賞」… 二〇〇〇年を「黄金の勝利」で飾れ

1999.12.9 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

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1  キロケ「家に書物なきは、人に魂なきがごとし」
 全国の同志の皆さん、この一年、本当にご苦労さま!(拍手)
 ただ今、音楽隊が見事な演奏をしてくれた。その一つは、世界的に有名なロシアの歌曲「カチューシャ」。この曲は、一九三九年の作曲。第二次世界大戦が始まるころ、国境警備隊の若き戦士と、故郷に残る乙女との純愛を歌った名曲である。
 「カチューシャ」とは、日本でいえば「花子さん」のような、親しみやすいロシアの女性の愛称。作曲はロシア大衆歌曲の父、ブランテルである。音楽隊の皆さん、ありがとう!(拍手)
2  さて、「家に書物なきは、人に魂なきがごとし」とは、古代ローマの哲人・キケロの至言であります。
 この言葉が、私は青年時代から好きで、いつも引いたものです。家にテレビがあり、パソコンがあることよりも、もっと大事なのは「必ず良書が置いてある」ということではないでしょうか。
 きょう、お見えのラフマナリエフ会長(「チンギス・アイトマートフ記念黄金賞」世界委員会)は、「書物」に関して世界的な大家であります。
 今、活字文化の衰退は重大です。日本も、世界も。そうしたなか、ご夫妻は二十二万点を超える良書の出版に携わってこられた。偉大なる活字文化の「護り人」であり「創造の王者」なのであります。(拍手)
3  憧れのキルギスの首都(ビシュケク)には、アイトマートフ先生の名前を冠した立派な図書館があります。
 多くの若人が、かなたに白雪の天山山脈を仰ぎながら、図書館に集い、生き生きと学んでいる。
 会長も創価大学に来られて、何よりも「図書館が見たい」と言われた。さすがに着眼点が鋭い。

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