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日蓮大聖人・池田大作

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世界詩人会議・世界芸術文化アカデミー「… いよいよ「創価の世紀」が開幕

1998.11.12 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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1  創立の日を諸天も祝福
 世界から皆さま、ようこそ!(拍手)中部の皆さまも、ご苦労さま!(拍手)
 一八六六年のきょう(十一月十二日)、一人の偉大なる獅子が誕生した。その人こそ、近代中国の父・孫文先生である。その生誕を祝福するかのごとく、当時の天空には、「しし座流星群」が鮮やかな光を放って流れていたのである。
 この″しし座流星群″は、ほぼ三十三年を周期に燦然と出現する大宇宙のロマンの輝きである。
 一九六六年、孫文先生の生誕百周年の十一月にも、一秒間に四十、一時間に十五万という流星が観測された。
 本年、この″しし座流星群″が再び、やってくる。その最大のピークは、いつか? それは、十一月十八日のわが創価学会の「創立記念日」――その日の未明なのである。(拍手)
 諸天も、大宇宙も、民衆大勝利の「創立の日」を、こよなく祝ってくれている。その証と確信する。(拍手)
2  世界詩人会議「名誉総裁」に就任
 きょうは、「詩心」という″生命の星の光″を携えて、大詩人の王吉隆ワンジーロン第一副会長がお越しくださった。(拍手)
 世界詩人会議と世界芸術文化アカデミーの名誉総裁。この栄誉を、私は世界百二十八カ国・地域の同志の皆さまとともに、この上ない誇りと責任をもって拝受させていただきたい。王先生、まことに、ありがとうございました。(拍手)
 (会合の席上、国際文化機関「世界詩人会議」「世界芸術文化アカデミー」から池田SGI〈創価学会インターナショナル〉会長に対する顕彰が行われた。同詩人会議の王吉隆第一副会長から、SGI会長に名誉総裁の「認定証」が手渡された)
 「世界詩人会議」は一九六九年、″東西冷戦の闇″を照らしゆく″平和の光明″として発足した。この崇高な偉業に王先生が身を投じられたのは、二十代の若き日である。
 頼(たの)もしいことに、このたびの中部をはじめ各地の「文化祭の主役」もまた、はつらつたる二十代の青年である。(拍手)
 中部の青年部諸君、ご苦労さま! 東京に負けるな! 関西に負けるな! 堂々と、中部は中部らしく前進し、勝利していただきたい。
 王先生は、青春の日より、各国での十八回に及ぶ世界詩人会議の大会のすべてに、一貫して尽力してこられた。
 一貫して――それが尊いのである。中途半端では、何も残らない。四年前、台北で開かれた第十五回大会で、王先生が名議長(大会開催委員長)を務められた業績も有名である。
3  「詩」とは人間を結ぶ戦い
 仏法では、人間の悪業として、「口」によって生じる、四つの行為をあげている。妄語。つまり、ウソの言葉である。綺語。虚飾の言葉であり、詐称する言葉も、これに当たる。悪口。悪口をいうこと。両舌。二枚舌を使うことである。
 汚れた、卑しい、悪意に満ちた言葉で「正義の人」が陥れられ、また「善なる人々」が分断されてきたのが現実社会の悲しき流転であり、歴史である。
 フランスのある詩人(ポール・エリュアール。ナチスへのレジスタンス運動で戦った)いわく、「詩とは人間を結合させるための戦いなり」と。
 正しい人間性を結合させていく。善と善を結合させていく。その戦いが詩である。
 そして、最も美しく、最も気高く、最も正しい言葉の力で、人類の結合と向上へ戦い続けてこられた″行動する世界詩人″こそ、ここにおられる王先生なのである。(拍手)
 私どもの朝夕の勤行も唱題も、大宇宙の詩を心豊かに奏でているのである。

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