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日蓮大聖人・池田大作

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第25回本部幹部会 二十一世紀を勇気で開け 勇気こそ信心の異名

1998.8.27 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

前後
1  戸田先生「勇気は慈悲と表裏一体」
 遠いところ、本当にご苦労さまです!(拍手)
 アメリカのケネディ大統領がいちばん大事にした「人間の資質」とは何であったか。それは「勇気」であった。
 「勇気」――戸田先生も遺言のように言われていた。
 「大事なのは慈悲である。しかし慈悲といっても、表は『勇気』である。勇気をもって行動してこそ慈悲となる。慈悲と勇気は表裏一体である」と。
2  ケネディ大統領は言う。
 「われわれは真に勇気ある人間であったか。すなわち自己の敵に対抗する勇気のほかに、必要な場合には自己の仲間に対しても抵抗するだけの勇気、あるいは、私利私欲ばかりでなく、公衆の圧力にも抵抗するだけの勇気も持ち主であったか」(坂西志保『永遠の炎』時事通信社)
 大統領は″外部の悪とはもちろん、内部の悪とも戦え″と言ったのである。その心情は、よくわかる。
 私は世界の多くのリーダーとお会いしてきた。ケネディ大統領とも、お会いする予定があったが、横やりが入って中止になった。その後、凶弾に倒れられ、私たちの会見は、ついに実現しなかった。残念である。
 大統領は、こうも言った。
 「今、われわれに必要なのは何か。それは満足感ではない。勇気だ」(同前)と。
 ″現状のままで、もういいんだ″と満足しては、進歩はない。勝利もない。″これからだ。いよいよ開拓を始めるのだ!″という勇気が必要なのである。素晴らしい言葉である。
 多くの日本人には精神的勇気がないと言われる。勇気があるように見えても、やみくもな肉体的勇気であり、蛮勇である、と。だから傲慢になる。
 本当に「勇気がある」とは「信念を貫く」ということである。信念の究極は「信心」である。
 信心とは、不幸な人々の味方となり、矢面となって、悪と戦い抜くことである。「信心」と「慈悲」と「勇気」は一体なのである。
 創価学会は勇気で勝った。勇気があったから、ここまで広宣流布の道を開けた。
3  打って出よ! 勝利はそこから
 御書にも「臆病者であってはならない。いくじなしは、日蓮の弟子ではない」と厳しく仰せになっている。(「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」、「あへて臆病にては叶うべからず」など)
 創価学会は、最大の「勇気」をもった、最高の「正義の人」の団体である。(拍手)

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