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日蓮大聖人・池田大作

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一橋大学会総会 日本を人道主義の国に

1998.4.25 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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1  学べ! 学んでこそ人間になれる
 秀才の集まりである一橋大学の皆さま、総会おめでとう。
 英才の姿を見ることは、広宣流布の未来を見る思いである。最高にうれしい。
 きょうは、有意義な楽しい一日であっていただきたい。他の大学会、学生部、青年部の皆さまのためにも、スピーチを残させていただきたい。
 この四月、私は、モスクワ大学のログノフ前総長と(二日)、またサドーヴニチィ現総長と(八日)、会談した。
2  モスクワ大学の創立者ロモノーソフの詩には、次のようにある。
 「学問は青年を養い育て、老いたる者には喜びを与える。
 幸福な日には我が身を彩り、不運な日は我が身を守る。
 一家の苦難にあっては心をいやし、長き旅路にあっても邪魔にはならない。
 学問は、いずこにあっても役に立つ。
 民衆の中にある時も 荒野の中にある時も。
 都会のざわめきの中でも ひとりの時でも。
 憩いの時も 働く時も。
 いつでも学問は心地よきもの」
3  またロモノーソフは言っている。
 「ロシアの大地は 自らのプラトンたちを 鋭敏なる知性のニュートンたちを 生めるだろう」
 「学ぶということなしに人間は『人間』と名づけることはできない」
 また、聖職者らの権威を意識して、こうも語った。
 「権威を前に頭を下げ、はかなき人間の考えを絶対と盲信することは、科学の繁栄の障害となる」

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