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日蓮大聖人・池田大作

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第8回本部幹部会 「広布の人生」ほど美しいものはない

1997.2.8 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

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1  二十一世紀へ学会は「人材」で勝つ
 素晴らしい合唱と演奏、ありがとう!
 また、海外からこられた皆さま、ご苦労さま。
 本部幹部会は、広宣流布のために戦ってきた人が集い、「本当に楽しいな」「ああ、ほっとした」「さあ、これからまた頑張ろう!」と、元気になるための会合である。ゆえに、リラックスして、ゆったりと聞いていただきたい。
 今月五日、第二回の男子部幹部会が、東京戸田記念講堂で開催された。おめでとう。また、第二回女子部幹部会も十日に開催される。成功を祈りたい。
 いよいよ青年部が、本格的に立ち上がる時代に入った。創価学会は、世界でただ一つの「広宣流布をする団体」である。これほど尊き教団はない。
 妙法広宣流布――そのために学会は、永遠に「人材」で道を開く。「人材」で勝つ。堂々たる「人材山脈」をつくる。これが、そのまま「広宣流布」になっていく。
 どんなに「法」が優れていても、弘める「人」がいなければ、「法」は生きない。人材しかない。私はこれから青年の育成に、これまで以上の″力″を注ぎ、″光″を与えていきたい。青年を育てる以外に、二十一世紀の勝利はない。
 若き青年部・学生部は、一人残らず、二十一世紀の「広宣流布のリーダー」である。「仏法の哲学者」として、そしてまた「創価学会のリーダー」として、あらゆる分野で、二十一世紀を指導していく使命がある。
 一度しかない青春時代。わが青春の生命に、どんな種(たね)を植えるか。何を刻むか。青春の情熱を何に燃やすか。それで一生が大きく決まる。
2  今から二十八年前、昭和四十四年(一九六九年)の夏季講習会の時である。
 講習会に参加した数千人の同志の前に、凛々しき羽織と袴の女子学生の有志が登場した。力強い和太鼓に合わせて、情熱みなぎる歌を、にぎやかに披露してくれた。その光景は、今も私の心に焼きついている。一生、忘れることはできない。
 「一生懸命の人」は美しい。「真剣な人」は健気であり、また美しい。そういう人のことを、私は決して忘れない。
 つい先日、私は、その方々が今、どうしているか調べてもらった。当時、二十歳前後だった彼女たちは、今、充実の四十代。婦人部の中核として、折伏をはじめ、ありとあらゆる学会活動に、はつらつと取り組んでおられるという。
 皆、地域の柱となり、一家の太陽と輝いて、生き生きと人生を生きておられると、うかがった。それを聞いて、私は本当にうれしかった。
 女性の幸福は「四十代から」で決まる。若き二十代や三十代で決まるのではない。これが戸田先生の結論であった。また、トインビー博士も、そう結論しておられた。
 その時のための「青春時代の信仰」である。その時に勝つための信心である。人生の総仕上げで、本当に幸福になるための青春時代の信仰なのである。この″最高の青春″を教えているのが創価学会である。
3  革命の女性ローザ・ルクセンブルクの不屈の人生
 二十八年前、彼女たちが歌った歌は、題して「折伏のローザ」。ローザとは、ローザ・ルクセンブルク(一八七〇年〜一九一九年)のことである。今世紀初めにドイツなどで活躍した、世界的に有名な女性革命家であり、経済学者・教育者でもあった。
 きょうは、ドイツからもSGI(創価学会インタナショナル)の友が参加しておられる。
 彼女については、これまでも何度か語ってきた。人間の真髄の生き方、女性の真髄の生き方を貫いた人だからである。
 彼女の不屈の人生は、仏法にも通じる。

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