Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

紅梅会・常盤会・荒城の月グループ総会 今こそ「獅子王の心」で

1996.12.10 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

前後
1  「獅子王の心」をもてる者は仏に
 婦人部人材グループである「紅梅会」(第十四回)「常盤会」(第二十三回)「荒城の月グループ」(第五回)のすがすがしい総会、まことにおめでとう! また、この一年、本当にご苦労さま!
 皆さま方は、青春の誓いのままに、ただ学会のため、ただ広宣流布のために尽くしてこられた。名誉もいらない。財産もいらない。何の見返りも欲せず、ひたすらに、わが使命の道を貫いてこられた。すべて日蓮大聖人が御照覧である。皆さま方こそ、人格の「芯」強き、まことの同志であり、尊き縁の創価家族である。
2  御書には、たくさんの大聖人の御金言がある。その一つでも色読(身で読むこと)できるかどうか。自分の一生において、それを実践できるかどうか。これが″勝負″である。
 御書の一カ所でも色読しきった人は、大聖人の教えをすべて読みきったことに通じる。
 「佐渡御書」には、こう仰せである。
 「師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし
 ――(悪い権力者が正法を滅亡させようとし、邪法の僧らがこの権力者に味方して、正法を行じる智者を滅ぼそうとする時)師子王のごとき心をもつ者が必ず仏になるのである――と。
 法難の時にこそ、「師子王の心」が出せるか、出せないか。勇んで戦うか、臆病になって、一歩、引いてしまうか。その「心」で決まる。
 「心」が臆病であれば、いくら格好だけ信心していても、祈りは叶わない。仏にもなれない。
3  ある識者は語っていた。
 ――創価学会は、これまで他宗教から、マスコミから、権力者から、ありとあらゆる罵声を浴びせられてきた。また卑劣な裏切り者も出た。人を救うために、これほどまでに働いて、これほどまでに迫害された宗教団体は、ほかにない。しかも、それらに耐え抜いて、今も成長し続けている。これは大変なことだ。日本の宗教史上、絶対にあり得なかったことだ――と。

1
1