Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第12回中部総会 いつも心を「未来」で満たせ

1994.12.21 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

前後
1  中部と全国の「偉大な勝利」に感謝
 この一年、中部の皆さまは、本当によく戦われた。(拍手)
 天下分け目の「関ケ原」も中部、広宣流布を決するのも中部である。皆さまの勝利を日蓮大聖人が、こよなく賛嘆しておられるにちがいない。(拍手)
 このほど、インドのICDO(国際文化開発協会)から私に「アジアの誇り(プライド・オブ・アジア)」賞が贈られることが決まった。(拍手)
 授賞式のためにインドにぜひと、お招きを受けている。
 インドには「創価菩提樹園」がある。インドを訪れた際には、ぜひ、そこに、意義ある「中部菩提樹」を植樹したい。(拍手)中部の代表とともに。またハワイにも記念の木を植えたい。(拍手)
 私は、中部の勝利の歴史をとどめたいのである。
 そして将来、皆さまのお子さん、お孫さん方が訪問された際にも、その歴史に触れられるようにして差し上げたい。(拍手)
2  一年の終わりになると、「この一年、やりきった」と言える人もいる。「来年こそ頑張ろう」(笑い)と誓う人、「ちょっと今年は悔いを残した」と反省する人と、いろいろだと思う。
 また、一年間、さまざまなことがあられたにちがいない。人間は機械ではない。いろいろなことがあるからこそ、人生は面白いのである。変化があるから、充実もある。向上もある。希望もわいてくる。
 信心さえ強ければ、すべて「煩悩即菩提」「生死即涅槃」となっていくことを確信していただきたい。(拍手)
3  ここでアメリカの新聞に掲載されたメッセージを紹介したい。
  「もし君がときに
  落胆することがあったら、この男のことを考えてごらん。
  小学校を 中退した。
  田舎の雑貨屋を営んだ。
  破産した。
  借金を 返すのに 十五年かかった。
  妻をめとった。
  不幸な結婚だった。
  下院に立候補。
  二回落選。
  上院に立候補。
  二回落選。
  歴史に残る 演説を ぶった。
  が聴衆は無関心。
  新聞には 毎日たたかれ 国の半分からは 嫌われた。
  こんな有様にもかかわらず、 想像してほしい 世界中いたるところの どんなに多くの人々が この不器用な、 ぶさいくな、 むっつり者に 啓発された ことかを
  その男は自分の名前を いとも簡単にサインしていた。 A・リンカーン、と」
   (ユナイテッド・テクノロジー社編『アメリカの心』、岡田芳郎・楓セビル・田中洋訳、学生社)

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