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日蓮大聖人・池田大作

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第75回本部幹部会、全国青年部幹部会、… 民衆を守れ、民衆と生きよ、それが王者

1994.3.7 スピーチ(1993.12〜)(池田大作全集第84巻)

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1  青年よ、大いなる理想に生きよ
 広宣流布の輝く伝統の日である「三月十六日」を前に、晴天に恵まれての第七十五回本部幹部会、そして全国青年部幹部会。おめでとう!(拍手)
 青年部の幹部会というと雨が多いが(爆笑)、きょうは婦人部、壮年部の方々も参加されているので、天気も、もちこたえたようだ(爆笑)。きょうは、ゆっくり、同志と語り合い、また先輩とも相談するなど、一年分にも通じるような一日としていただきたい。
 この会場には、全国の県青年部長、男子部長、女子部長、また学生部、女子部学生局の代表が参加しておられる。凛々しい姿を見られてうれしい。
 海外からも、十五カ国・地域の同志がこられている。本当にご苦労さまです。
 また、″文化の華″である芸術部の第十五回総会、おめでとう。(拍手)
2  全国各地でも記念の集いが開かれている。そして沖縄研修道場には、台湾の友人が、元気に集われている。ご苦労さまです。(拍手)
 きょうから衛星中継が始まったのは京都の伏見文化会館。また福島の双葉会館、愛知の名古屋港会館、石川の加賀会館、岡山の玉島会館、鹿児島の志布志会館である。おめでとうございます(拍手)。衛星中継についても今後、ますます拡充していくであろう。
 末法は万年である。広宣流布の舞台は世界である。未来へ、じっくりと足元を固めつつ、「大いなる理想」に生きていきたい。
 青年部が元気であれば、次の学会は心配ない。世界の舞台でも足りなければ、火星かどこかに行くくらいの勢いがあってもいい(爆笑)。要は、青年らしく、大きな「夢」を持つことである。(拍手)
 また、音声中継も各地で始まった。
 まず、本州最北端の″飛行支部″(大間支部)の個人会場である。
 (一九九二年夏、北海道指導に向かう名誉会長を乗せた飛行機が下北半島の上空を飛んだ。その時、大間支部の友が大間岬で特大の三色旗を振り、エールを送った。名誉会長は、支部の友に「三色旗 津軽の大地に ひるがえる 我は応えむ 飛行雲にて」との和歌を贈った)
 ″飛行支部″──ロマンあふれる愛称である。きょうは、本当におめでとう!
 さらに、青森から長崎まで十一会場で音声中継が始まった。本当にありがとうございます。(拍手)
3  「強き人は幸福」「強き人は自在」
 「幸福な人」とは、どういう人か。結論的に言えば、それは「強い人」である。
 「不幸な人」とは、だれか。それは「弱い人」である。
 強い人は、何でも楽しめる。何かあればあるほど、ますます強くなっていく。
 日蓮大聖人は「兄弟抄」に「石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる」──石は焼けば灰となる。金は焼いて精錬すれば、いよいよ素晴らしい金となる──と仰せである。これが道理である。人間も同じである。
 苦しみ、悩みという″火″に焼かれたとき、弱き″石の人″は、負けて灰となる。強き″金の人″は、勝って真金となる。
 弱き人生は、愚痴と裏切りと臆病の転落の人生となってしまう。反逆者も皆、結局は「弱き人間」であった。
 「強き人」は、苦労に勝ち、戦いに勝ち、あらゆる迫害に勝って、いよいよ強くなる。一切の苦しみ、苦労を、全部、自分の栄養にできる。
 「煩悩即菩提」と、大聖人は仰せである。ゆえに、幸福になるために、喜んで苦難に立ち向かう。勇んで立ち上がり、迫害に挑戦する──そこに煩悩即菩提で、本当の強い幸福が生まれ、固まっていく。これが、仏法の真髄の生き方である。

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