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第74回本部幹部会、第28回婦人部幹部… きょうも生き生きと快活に前へ!

1994.1.22 スピーチ(1993.12〜)(池田大作全集第84巻)

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1  ″母の恩を忘れることなかれ″
 本日は、本部幹部会とともに、第二十八回の婦人部幹部会──全国の婦人部の皆さま、おめでとうございます。ご苦労さまです。(拍手)
 この創価国際友好会館には、婦人部の首都圏の代表、白ゆり大学校、平和文化会議の皆さまが、元気に集われている。
 このほか、海外十七カ国のメンバー、この春に創価大学・創価女子短期大学を卒業する学生部・女子部学生局の代表、東京未来会の代表、さらに、「区の日」などを記念して、東京の港、中野、小金井、日野、町田、飾、千住(足立)、練馬の各区の代表も参加されている。おめでとう。
 東京は今、発展している。又、全国各地の記念の集いが開かれている。心からお祝い申し上げたい。(拍手)
2  ちょうど、きょう、エジプトのホスニ文化大臣とお会いした。そこで、エジプトの話を少々させていただきたい。
 今回、文化大臣は、古代エジプト文明の展覧会のオープニングに出席のため来日されたが、それはとくに女性に光をあてている。(国立カイロ博物館展「古代エジプト文明と女王──女神イシスからクレオパトラまで」が両国の江戸東京博物館で開催された)
 古代エジプトの墓の銘文や、書簡には、女性を賛嘆する言葉が多く残されている。
 その一つに、母をたたえたものがある。
 「汝は汝のために母がなせしことを忘るべからず。……母は全力をもって汝を生み、育てしなり」「母は汝を育て、汝が学校へのぼり、文字を学びしとき、パンとビールを家より師のもとに、日ごとに運びしなり(L・ロットレル『古代エジプト人』酒井傳六訳、法政大学出版局)
 ″母の恩を忘れることなかれ″。この古代エジプトの賢者のメッセージは、そのまま現代に通ずる。母が、どれほど偉大であるか──。
 壮年部、青年部の皆さんは、婦人部のほうへ向かって称賛の拍手をお送りいただきたい。(拍手)
3  皆で婦人部の帰宅時間の厳守を
 広布の活動にあっても、女性への配慮ができるリーダーであってほしい。皆を守るのが指導者である。
 たとえば、婦人部が、なるべく早く帰宅できるよう、中心者は価値的な判断をして、送り出してあげるべきである。男性の都合が中心であっては絶対にならない。婦人部がいちばん働いているのだから、婦人部を中心に考え、実行するのが当然である。男性の中心者には、その責任がある。
 場合によっては、ある時間になったら、婦人部は「時間ですので、お先に失礼します」と帰ることを提案したい。男性に合わせる義務もなければ、必要もない。リーダーも、それを喜んで理解し、送り出してあげてほしい。また、婦人部が遠慮せず、自然にそうできるよう、こちらから配慮してあげるべきである。これは婦人部同士の会合、打ち合わせでも同じである。
 時間をきちんと決めたほうが、だらだらと遅くまでやっているよりも、価値的な場合は、たくさんある。その分、充電もできるし、家庭も守れる。次への、はつらつたる生命力の源泉となっていく。
 長い、広宣流布の旅路である。この一点を、私の願い通りに、現実に実行していただきたい。そうでなければ長続きしない。世界への広宣流布という偉大な仕事は完成できない。
 このことを、私は本日、強く申し上げさせていただきたい。必ず″実行していただきたい。

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