Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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新年勤行会 獅子よ立て、同志よ勝て

1993.1.1 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

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1  学会は″獅子″の集まり
 学会は″毎日が新年″である。三百六十五日が″元日″であり″新しい出発″である。
 ゆえに、新年だからといって、ことさらに形式ばる必要はない。むしろ新年こそ、一年で最も自由な、家族の集いでよいのである。
 去年で「学会は、もう終わりと思った」──年末にお会いした各界の方々が、異口同音に語っておられた。それが、微動だにしないどころか、皆さまご存じのような大発展である。
 「すごいものだ。世界的、歴史的にみても、普通では考えられない」。その方々は、一様に感嘆しておられた。
 「なぜ学会は強いか。なぜ何があっても負けないのか」。私は言った。「それは″獅子″だからです。学会は″獅子″の集まりなのです」と。
 人に良く思われようとか、人気を得ようとか、いい格好をしようとか、そんな虚栄は学会には微塵も必要ない。
 ただ広宣流布を目指し、罵倒され、迫害を受けても、そこで鍛錬されながら、勇んで生き抜いていく。それが創価学会である。それが戸田先生の真の弟子であり、日蓮大聖人直結の″獅子″の心である。
2  この「師弟会館」がある学会本部は、今からみれば、大変に小さい建物のように見えるかもしれない。会長室についても、私は建設当初から、一番質素で小さい部屋に、という考えであった。建てる時、値切りに値切ったため、あとで、あっちこっちの修理が必要になったりした。
 しかし、ここから全世界へ、正法の広宣流布の道が開かれた。世界一の教団の栄光の歴史が開かれたのである。
 ある学者が言っていた。「大石寺の建物は、ほとんど学会が造ったものではないか。それを、学会を切り捨てて、そこに居座っているのは、ただの居候のようなものだ。詐欺か泥棒のようなものではないか」と。
 我らは″獅子″が一千万。彼らは、わずかな″ネズミ″たち。地涌の菩薩の信心の真心を裏切った報いがどう顕れるか。仏法は勝負であり、大聖人の御裁きは厳然と確信する。
3  日本へ、世界へ、総仕上げの共戦を
 本年も私は、日本と世界を駆け巡っていく。教育の分野をはじめ、これからが総仕上げである。いよいよ今まで以上に、本格的に力を出して戦う決心である。
 北海道、東北、九州、四国、中国、北陸、信越、中部、関西、東海道、沖縄、関東、東京。全国の皆さま、ありがとう!
 私は全学会員の皆さまの「幸福」と「ご長寿」と「ご健康」、そして大福運にあふれた裕福な生活を、これからも朝晩、真剣に祈ってまいります。
 皆さまも、法のため、社会のため、自分自身のために、″獅子″と共に戦ってください。苦楽を共にしてください。そして、今年も勝ちましょう! すべてに! 朗らかに!
   元日や 金剛の歳 輝けり
   天は晴れて 法華を識るは 幸福王

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