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日蓮大聖人・池田大作

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第六十回本部幹部会、第六回東京総会 世界へ!学会は「開かれた人間」の集い

1992.11.29 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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1  崇高な行動の諸天の加護
 「晴天」の東京総会、おめでとう!。また全国の皆さま、お休みのところ本当にご苦労さまです。
 今朝は雨模様であった。「やっぱり、東京の集う日は雨だな」と思っていたら、だんだん太陽が照ってきた。
 東京の皆さんが、さぞ喜んでいるだろうなと思った。「いつも東京の信心は厳しく言われているが、きょうの晴天はどうだ!」との、誇らしい顔が目に浮かんだ。
  大東京
   遂に立ちたり
     獅子王の
   連戦連勝
     英雄そろいぬ
 本日の集いを記念し、この和歌を贈りたい。
2  悩める友、病気の友、疲れている友、まだ信心がよくわからないでいる人、退転しかかっている人──。皆さまは、こうした方々のために真剣に悩み、心から心配し、毎日毎日、面倒をみておられる。
 世間であれば、いやになって、見捨ててしまうのが普通かもしれない。皆さまの行動は、崇高である。これほど尊いことはない。法のため、人のため、広宣流布のために、苦労に苦労を重ねている皆さまこそ、真実の「仏の使い」であられる。大聖人の仏法を正しく実践する「行者」であられる。
 利己主義で、打算的な、人の不幸を喜ぶような時代──そのなかにあって、人々に尽くし抜く皆さま方を、大聖人が称賛されないわけがない。諸天善神が守らないわけがない。
 仏を「能忍のうにん」という。堪忍の世界である娑婆世界の現実を、「耐え抜いていける」のが仏の生命の一分である。すぐにグチをこぼしたり、逃げ出したり、批判ばかりするようでは、仏にはなれない。
 「法」のため、「平和」のため、「社会」のために働き抜いている皆さまほど、偉大な方々はいないのである。
 ともあれ、明年もまた、戦いの一年である。どうか、お一人お一人が勝って勝ち抜いていただきたい。
  この世にて
   楽しきことは
     いついつも
   勝利の旗を
     掲げ持つなり
 勝つ人生は「幸福」である。勝たなければ「幸福」はない。その意味を込めて、この和歌を贈りたい。
3  先日(十一月十四日)、東京牧口記念会館(東京・八王子市)の定礎式が、秋谷会長を中心に行われた。大東京を象徴する殿堂として、明年十月にオープンする予定である(大拍手)。
 また連日、聖教新聞で報道されたように、SGI(創価学会インタナショナル)の交流会議が、「文化」「教育」「学術」等、さまざまな角度から次々に発足している。
 私どもの活動は、地球的な「平和のネットワーク」「友情のスクラム」を、堂々と広げている。
 こうした姿を、だれよりも喜んでくださっているのは、「一閻浮提の仏法」を建立された日蓮大聖人、また日興上人であられる。さらに、一閻浮提の御座主・日目上人であられると確信する。
 そして牧口先生、戸田先生が、どれほどお喜びであろうか。

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