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日蓮大聖人・池田大作

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第四回第二東京総会 学会の勝利は「諸仏加護」の証明

1992.11.2 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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1  「文化」「青年」「世界」の第二東京
 ある人が言っていた。第二東京は、全国のなかでも抜きん出た広布の史上最強軍団である、と。創価大学も第二東京にある。青年がいる。学生がいる。大学の施設も、ますます立派になっている。
 また明年八月には、東京牧口記念会館が、いよいよ完成する。第二東京の方々に、真っ先に入っていただくことをお約束したい。記念会館と隣接して、皆が楽しく憩える″自然庭園″も整備したいと考えている。
 「文化」と「青年」と「世界」と──第二東京は、二十三区をしのぎ、日本全国をリードする勢いで、広宣流布の模範の地域を楽しく建設していただきたい。
2  人生の目的は何か。それは幸福である。仏法の目的は何か。それも幸福である。信心の目的も、教育の目的も、すべて「幸福」にある。
 そして幸福には「相対的幸福」と「絶対的幸福」がある。お金があるから、健康であるから、地位があるから幸福──というだけでは、それらがなくなれば不幸を感ずる。
 絶対的幸福は、何がなかろうと、また何があろうとも、「生きていること自体が楽しい」という自分自身の境涯にある。この不動の自分自身を確立するための信心である。「絶対的幸福」は、広宣流布へと進みゆく大闘争の中に厳然と築かれていく。
3  撰時抄「正法の強敵は持戒有智の大僧」
 創価学会はすべて「御書根本」に「日蓮大聖人直結」で進んでいる。大切な総会でもあり、幾つかの御書を拝しておきたい。
 ″時にかなった修行″を教えられた「撰時抄」。その結論は何であられたか──。それは、「僣聖増上慢」との戦いであった。″高僧のふりをした仏敵″との大闘争である。
 彼らについて大聖人は仰せである。
 「正法の強敵と申すは悪王悪臣よりも外道魔王よりも破戒の僧侶よりも、持戒有智の大僧の中に大謗法の人あるべし
 ──「正法の強敵」というのは、悪い王や悪い臣下よりも、外道や魔王よりも、破戒の僧よりも、持戒・有智の大僧(高位の僧)の中に、大謗法の人がいるのである──。
 「持戒の僧」とは、今の状況でいえば、末法の唯一の戒である「御本尊受持」という戒を形の上で持った僧──すなわち、形式的にせよ御本尊を持った僧のことであり、その僧に「大謗法の人」がいると。しかも「智者」と思われている高僧のなかにいるとの御断言である。まったく現在の日顕宗の姿に合致している。この「大謗法の僧」と戦う──それが「撰時抄」の結論であられた。

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