Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

各部代表幹部会・第三回長野県総会 民衆の「勇気」が時代を変える!

1992.8.8 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

前後
1  師弟の精神こそ、仏法の精髄
 まもなく旧盆を迎える。会館・研修道場に集うこの機会に、″ぜひ、追善の勤行・唱題、焼香を行ってほしい″との参加者方の要望もあり、これから皆さまとともに追善の勤行を行いたい。正しき信心の「広布の同志」による祈りこそ、深き追善になると信ずる。
 (ここで、池田名誉会長の導師で厳粛に勤行・唱題。全参加者が焼香し、家族・親族ならびに全学会員の先祖の諸精霊の追善回向を行った)
2  議員や政党だけの力ではなく、民衆の力こそが新しい時代をつくる。権力は魔性をもつゆえに、政治家を民衆の上に君臨させるのではなく、民衆の″公僕″としていくことが大切である。そのように日本の政治を変えるための私どもの戦いなのである。
 ともあれ、「仏法は勝負」である。あらゆる戦いに勝ち抜いてこそ、「正法」は証明される。「広宣流布」は前進する。
  再び創価学会の力を社会に示しながら、堂々の前進を開始したい。
3  昭和三十二年(一九五七年)八月、ちょうど三十五年前の今月である。私は、戸田先生に呼ばれ、この軽井沢の地を訪れた。
 当時、私は二十九歳。この時が初めての長野訪問であった。
 戸田先生の最後の夏をともに過ごした、ここ軽井沢は、忘れ得ぬ「師弟不二」の天地である。
 当時、戸田先生のお体は相当、衰弱されていた。私は心に先生の死を予感し覚悟しつつ、小説『人間革命』の執筆を固く心に誓った。
 世間は戸田先生に対して、さまざまに誤解し、批判・中傷したが、戸田先生の「真実」は、そばでつかえきった人間にしかわからない。ゆえに私は、戸田先生の弟子として、先生の「真実」を断じて書き残したい、この偉大な師匠の「栄冠の人生」「勝利の人生」を満天下まんてんかに示してみせる、と心に決めた。
 この青春の決意のままに書き進めてきた『人間革命』も、まもなく完結(全十二巻)を迎える。
 「師弟」の精神こそ、仏法の精髄せいずいであり、学会の根幹中の根幹であると、後世のために改めて申し上げておく。

1
1