Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第1回イタリア青年部総会 「人間再生の大地」で幸福の輪舞を

1992.6.27 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

前後
1  十一年間の飛躍的発展をたたえて
 ボンジョルノ(こんにちは)! 青年部の皆さま。
 日蓮大聖人の子供であり、日蓮大聖人の王子であり、王女である尊い皆さま方にお会いできて、私はうれしい。私は深き敬意を表したい。
 また、皆さまは広布と信心のうえでの、私の息子であり、娘である。わがイタリアの息子に会えて、私はうれしい。わがイタリアの娘に会えて、私はうれしい。
 再来年(一九九四年)には、「世界青年平和文化祭」が、イタリアで行われる予定になっている(=一九九四年六月五日、ミラノで開催)。前回は湾岸戦争のために延期になっていたが、私も最大限の応援をしたいと願っている。
2  青春期は、悩みとの戦いの季節である。また人生の土台をつくる季節である。土台が盤石でなければ、壮大なる建築はできない。
 同じように、苦労して土台をつくるべき青春期に、努力し、苦労しなければ、勝利の黄金の建設はできない。
 信心している人の労苦、信心していない人の労苦。その違いは何か。
 端的にいえば、一切の労苦が、そのまま社会の矛盾の中でも、消えさることなく、存分に生かされていくのが、妙法を持った青春である。
 信心根本の努力は、全部、自分自身の胸中に、壮大なる幸福を建設していく。ここに、妙法を持った青春と、持たない青春との違いがある。
3  この総会には、日本そして世界の各地から、たくさんのお祝いのメッセージをいただき感謝したい。それらはすべて、ここイタリア文化会館に永久保管させていただくことになっている。
 十一年ぶりに、イタリアを訪問できた。あの折、私を迎えてくださった数百人の若き友は、皆、堂々たる広布の指導者と成長されている。そして、その方々を中核として、今や五十倍もの「地涌の人華にんげ」が、このイタリアの天地に、咲き薫っている。
 会館についても、十一年前は、もちろん一つもなかった。それが今では、皆さまの真心で荘厳されたこのイタリア文化会館をはじめ、九会館の体制となる。それぞれの法城は、皆さまの妙法の希望の音声で包まれている。
 ともあれ、本日の総会は「創価ルネサンスの勝利」の歌を、世界へ、そして万年の未来へ、轟かせゆく歴史的な意義をもっていると、私は申し上げたい。

1
1