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日蓮大聖人・池田大作

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第四十回本部幹部会・第十七回全国婦人部… 信心の「心」強ければ大安心の人生

1991.4.10 スピーチ(1991.1〜)(池田大作全集第76巻)

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1  爛漫とわが生命の開花を
 人生は″楽しく″生きたい。生活は″生き生きと″送りたい。そして前進している人は楽しい。戦っている人は美しい。それが皆さまである(拍手)。どうか強くまた強く、堂々とさらに堂々と、″楽しき人生″″楽しき集い″の日々であっていただきたい。(拍手)
 初めに、すばらしい「大勝利」を飾られた全国の同志の皆さま方に、最大の祝福を申し上げたい。(拍手)
 さて、ここ″大田城″も桜花爛漫の季節を迎えた。会館横の多摩川堤の″創価桜″の並木が、皆さまを祝福するように、春の光に美しく咲き香っている。春の霞をまとった姿は趣が深い――。
 私も桜が好きで、各地の有名な桜を見てきたが、ここの桜は最高ではないかと思う(拍手)。昨日も、大田を訪れた秋谷会長ら最高幹部が堤を散策していたが、″やはり、桜並本には女子部の若き乙女のほうが似合う″との声もあった。(爆笑)
 ともあれ、このすばらしき桜を愛でつつ、誇らかに進んでほしいとの思いから、
2   彼方には
    桜の王者と
      富士の山
 との句を大田の友に贈らせていただいた。(拍手)
3  日蓮大聖人は、「さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ」――桜は目の前がぱっと開けるように明るく、心ひかれるすばらしいものであるが、本の中から咲き出る――と述べられている。
 こんなにも明るく、美しく、匂やかな桜花。しかし、それは暗い色の、ごつごつした木の中から出てくる。こんな木の中に、どうしてこれほどすばらしいものが備わっているのか、不思議であるが、事実は厳然としている――。
 これは、″仏といっても、どこか遠くにおられるのではない。私たち凡夫の心の中に、もともと仏の生命が備わっている″との法理を教えてくださった譬えである。
 「仏」とは、どこか遠くにあるものではない。ただ御本尊への「信心」にあるとの仰せである。私どもは、わが身の仏界を開きつつ、大勢の人々の胸中の″仏の花″をも開かせ、育てている――まさに″最高の人生″である。

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