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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカSGI各部合同研修会 共々に大白法の広宣流布を

1990.2.12 スピーチ(1990.2〜)(池田大作全集第74巻)

前後
1  三年ぶりのアメリカ訪問となった。懐かしい皆さま方にお会いでき、本当にうれしい。(拍手)
 日本を出発するさい、秋谷会長、森田理事長をはじめ、各副会長、婦人部、青年部の幹部からアメリカの皆さまに、くれぐれもよろしくとのことであった。この席をお借りして、伝えさせていただく。(拍手)
 今回は、SGI総会、第一回SGI全米総会、第二回パン・アメリカン会議、婦人部、青年部の研修、また創価大学ロサンゼルス分校(=現アメリカ創価大学)での研修等、諸行事を予定している。さらに知人であるライナス・ポーリング博士、ノーマン・カズンズ教授との対談、アーマンド・ハマー博士との会見等を行うことになっている。
2  世界の広宣流布は三十年前、このアメリカから出発した。今までを第一期として、きょうから二〇〇一年十月二日までを、世界広布の第二期としたい。その完璧なスタートを切るために、私は今回、アメリカを訪問した。(拍手)
 皆さま方は、久遠よりの同志である。妙法のもと、縁深き″すばらしき仲間″として″すばらしき前進″を、お願いしたい。
 全員が御本尊の前に平等である。同信の友であり、うるわしき仲間である。心を一つに合わせて、仲良く、朗らかに進んでいただきたい。
 真のリーダーは、友を守り、ほめたたえ、包容していける人である。反対に、組織上の立場を利用して、人を叱ったり、威張ったりするリーダーは、仏子を苦しめるばかりでなく、将来、自分自身が苦しむことになる。ゆえに、そういう指導者をつくってしまえば、たがいに不幸となる。そうであってはならない。信心の世界は、つねに成仏と幸福のためにある。
3  何があっても、いい方向へ、いい方向へと受けとめ、喜んでいける余裕が大切である。そうした強く、大きな自身の境涯のなかに、幸福が生まれ、功徳が花咲いていく。
 すべてを喜びの方向へ、価値の方向へと、とらえていく信心の一念によって、広々とした、楽しい人生を開いていくことができる。反対に、何を見ても、悪い方向へ、悲観的なほうへと受けとめていけば、現実の人生まで暗く沈んでいってしまう。
 この微妙なる「一念の法則」「心の力」を、仏法は教えているのである。
 ともあれ、「世界の模範」たるアメリカSGIであってもらいたい。この約二週間、有意義な、心から満足できる「常楽週間」としていっていただきたい。私もこの間、皆さまと寝食をともにしながら、全力を挙げるつもりである。
 (マリブ研修センター)

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