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日蓮大聖人・池田大作

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第12回本部幹部会 若々しい精神、若々しい生命で

1988.12.17 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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1  輝く「多宝会」の友は″学会の宝″″時代の灯台″
 この一年間、本当にご苦労さまでした。秋谷会長を中心として、立派な広布の歴史をつくってくださった皆さま方のご活躍を、私は、ただただ深く賛嘆したい。この一年は、いうなれば十年分にも匹敵ひってきする大きな前進であったと私は見ている。
 さて、きょうは、東京の年配者のグループである「宝寿会」が結成された。同じく中部・沖縄でも「多宝会」が発足している。まことにおめでとうございます。
 さらに今後も北海道や四国など全国各地の「多宝会」が、さらに関西では「錦宝会」が結成される運びになっている。九州から始まった、この自発的な波は、全国に広がっている。やがて全世界にも広がるであろう。私は本当にうれしい。また頼もしく、心躍る思いで見つめている。
 これらの方々は、人生経験のうえからも、人格のうえからも、また信心の深さにおいても、大先輩の方々である。素晴らしき妙法流布の使命に生き、活躍してこられた。私どもは「多宝会」「宝寿会」「錦宝会」の方々に、心から感謝し、また称賛申し上げたい。そして思う存分、新たな気概で活躍し、いなき人生の総仕上げを立派に果たしていただきたいと、私は心から念願している。
2  人間は、年配になっても心の若々しい人もいる。反対に若くして、老いた心の人もいる。また社会的に偉くなっても、はつらつたる信心の躍動をなくしてしまう人もいる。
 それに対して、「多宝会」「宝寿会」「錦宝会」の方々は、不思議なる使命と生命力と長寿をもって、広宣流布のために、私どものために、創価学会のために、一切の土台となり、後輩の「励ましの大樹」となり、学会の「守護の門」となって活躍してくださっている。まさに、その名のごとく永遠の「宝」を抱いた存在であられる。
 また高齢化社会にあって、年配者が人生のうえで、社会のうえで、どう活躍していかれるのか。その証明は今や人類的課題ともなっている。
 その先取りとして、勝利の実証を示されている、これらの方々は、いわば「人生と時代の灯台」である。その大光を人類は、こぞって賛嘆し、また慕い求めていくにちがいない。
3  先ほど中野区の有志の方々が「青い山脈」を演奏してくださった。はるか希望の峰を見つめる″青春の心″″青春の調べ″を見事に奏でてくださり、私も生き生きと、はずむ思いで聴かせていただいた。
 この「青い山脈」ではないが、「宝寿会」の結成に当たって、ある人が、こう心境を語っておられた。
 「第二の青春きたる。第二の人生きたる。私は三世にわたる永遠の青春の旅路へ出発する。ふたたび学会の、地域の、希望の星となって、輝き、光り、模範の一生を飾りたい」と――。
 ともあれ私どもは、「多宝会」「宝寿会」「錦宝会」の方々を、心から大切にし、ますますご壮健で、ご長寿であられることを、お祈り申しあげたい。

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