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第1回全国婦人部幹部会 生命本源の「自由」を勝ちとれ

1988.4.27 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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1  ″広布の母″婦人部に敬意と感謝
 本日は、「第一回」と銘打っての婦人部幹部会を心からお祝い申し上げたい。坂口婦人部長、高橋書記長のもと、婦人部の新しい船出を、私は「万歳!」と叫ぶような思いで祝福したい。
 ともあれ、家庭においても主婦が一家の太陽のごとき存在であるように、学会にあっても婦人部の存在が大きな「土台」となっている。婦人部が健在であれば、学会は健在である。
 その意味からも、さらに盤石な婦人部の建設を目指して、互いに支え合い、守り合いながら明るく、仲良く前進をお願いしたい。
 なお、きょうは「白ゆり合唱団」の美しい歌声を聴くことが楽しみであった。「心」は声に表れ、動作に表れるといわれるが、さすがに実力ある合唱に感銘を深くした次第である。
 さらに、本日は、「婦人部白ゆり大学校」「ヤング白ゆり大学校」が結成された。若いメンバーが、皆で研さんしあうことは、素晴らしいし、大事なことである。若き″広布の母″達の成長と未来の婦人部を担いゆく活躍に心から期待したい。
2  本日は、婦人部の新たな出発のときでもあり、何点か提案をしておきたい。まず、創価学会の「母の日」を設けてはどうかということである。
 日本やアメリカなどはご存じの通り五月の第二日曜日が「母の日」である。フランスの「母の日」は五月の最終日曜日となっている。フランスでは、カーネーションの花を贈る風習はないが、家族が真心の贈り物をもって、感謝の心を表すという伝統があるとうかがった。
 この「母」の恩に感謝を捧(ささ)げる″祝日″は、世界的な広がりをもって実施されている。まことに素晴らしいことである。
 そこで、学会で最も大切な記念日である「五月三日」を「創価学会母の日」としたい。そして、六月十日の「婦人部の日」とともに″広布の母″である婦人部の皆さまを最大にたたえ、その労を顕彰する日としてはどうかと思うが、いかがであろうか。
 ご主人や子供のために日夜尽くし、家庭を守り、さらに「法」のため、世界平和のために健気けなげ奮闘ふんとうされている皆さまである。五月は、世間で行う第二日曜日の「母の日」に加えて、学会の「母の日」を設け、婦人部の皆さまを二重に祝福する月としたい。
 この日は、例えば男性は皆、婦人部に真心の贈り物をするとか、最大に感謝を捧げる日としたいと思う。
3  次は、新時代の婦人部にふさわしい「新婦人部旗」を作製してはどうかということである。
 例えばフランスの国旗は青、白、赤の三色旗であるが、「自由・平等・友愛」を表すことはよく知られている。この「自由・平等・友愛」は、フランス革命のさいの革命運動の標語であった。つまりフランス国旗は、フランスの民衆の「勝利」と「栄光」の象徴ともいえよう。
 これは私の一案であるが、新しい婦人部旗のデザインを例えば「赤、黄、青」の三色旗にする。そして、それぞれの色に「和楽(赤)、求道(黄)、福運(青)」、あるいは「勝利、栄光、平和」、「太陽、知性、広宣流布」の意義を象徴させるというように、広布への″心″を込めたデザインにする。また、婦人部のシンボルの花ともいえる「白ゆり」を配してもよいのではないだろうか。
 ともあれ、執行部を中心に皆さまでよく検討していただければ、と思う。時代感覚にマッチした、明るい、鮮やかな色とデザインの旗を、まず婦人部から作ってはどうかと、申し上げておきたい。

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