Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第2回中部総会 創造的人生を使命の道で

1987.9.21 スピーチ(1987.7〜)(池田大作全集第69巻)

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1  余暇を積極的に活用する時代
 皆さま方の日夜のご活躍に対し、仏道修行とはいえ、心からご苦労さまと申し上げたい。また、第二回中部総会の開催を心から祝福申し上げるとともに、遠方からご参加の皆さま方に、私こそ感謝申し上げたい。
 意義深い総会の席である。広布のため、未来のために、私は指導の″雨″を降らせ、一つ一つ歴史を刻んでおきたい。
 私は、天に向かって話すような心もちで語る。眠い方は、そのままお眠りになっても結構である。私の話を聞いてくださる方には、そこから、何らかの信心の糧を得てくだされば幸いである。
2  聖教新聞でも報道されたが、去る九月十三日、私は、明年、オーストラリアで開かれる万国博覧会のルエラン・エドワーズ総裁とお会いした。そのさいエドワーズ総裁は、オーストラリアSGI(創価学会インターナショナル)のメンバーの印象にふれて、先日、何人かのメンバーに会ったが、皆、すがすがしい方々である。また、私と名誉会長が会えば、メンバーも喜ぶに違いない、とも語っていた。
 エドワーズ総裁は医師であるとともに、万博の会場となるクインズランド州の健康相(厚生大臣)、副首相等も務められ、州の教育、保健、福祉の向上に尽力されてきた方である。
 日本では、外国というと、まずアメリカやヨーロッパを思い浮かべ、豪州のことを考える人は少ない。その意味からも、ここで少々、オーストラリアについてお話ししておきたい。
3  明年、クインズランド州の州都ブリスベーンで開かれる万国博覧会には、″オーストラリア建国二百年″の祝賀の意義も込められている。同州は、「サンシャイン・ステーツ(太陽の州)」と呼ばれ、″平和の別天地″として親しまれている風光明美の地である。
 私も二十三年前、昭和三十九年(一九六四年)の初訪問の折、同州も訪れ、ブリスベーンとともに、州南部のゴールド・コースト(黄金海岸)に立ち寄った。まことに素晴らしい所であり、「水滸会」や「青年部」の友らと、いつかここを一緒に訪れたいと思った。エドワーズ総裁、また各界の招待、さらに現地メンバーからの強い要請もあり、来年は何とか訪問したいと考えている。
 なお、当地中部でも、明年には岐阜・長良川河畔で「中部未来博覧会」が、また明後年には、名古屋市制百周年の「世界デザイン博覧会」が名古屋で開かれる。中部の未来も洋々と開けゆくことを実感するし、成功を祈りたい。

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