Nichiren・Ikeda
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創価学園1
幼稚園
教育指針 創価学園(1)(池田大作全集第56巻)
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1 札幌創価幼稚園 第二回入園式(メッセージ)〈昭和52年4月13日〉
つよく ただしく のびのびと
大好きな大好きな皆さん、待ちに待った入園式、本当におめでとう。きょうは、どうしても用事があって皆さんに会えませんが、遠い東京の空から、だれもが立派な、よい子になるよう祈っております。
きょう、皆さんは幼稚園にきて、たくさんの新しいお友だちに会い、きっと、とてもうれしいことでしょう。どうか、このお友だちを大切にし、どの子とも仲よくしてくださいね。
皆さんが、いま、お友だちと遊んだり、いっしょに、いろんなことをして勉強していることは、とても大切なことばかりです。
幼稚園の先生方、お父さん、お母さんのいうことをよく聞いて、「つよくただしくのびのびと」育ってください。お願いします。
こんど、北海道に行ったときは、かならずお会いしたいと思います。その日が一日も早くくるように待っています。皆さんも待っていてくださいね。どうかお元気で。
2 札幌創価幼稚園 第二回卒園式(メッセージ)〈昭和53年3月12日〉
じょうぶなからだに
第二回の卒園式、本当におめでとう。
私はきょねんの九月、おたんじょうかいで皆さんと会いましたね。歌をうたい、ゆうぎをみせてくだった皆さんのことを、いまでもはっきりおぼえています。
皆さんが丈夫な、よい子に育っているのをみて、私も安心しました。もうすぐ入学式ですが、どうか小学生になっても、また幼稚園に遊びにきてくださいね。
私が皆さんと同じ年のころ、家の庭に一本のざくろの木がありました。秋になると、その本に登り、赤く熟した実をとっては食べたものです。
入学前のある日、私は高い熱を出し、寝込んでしまいました。お医者に注射をうってもらい、少しよくなってから、母がこういいました。
「あの庭のざくろをごらん。潮風にも負けず砂地にしっかと根をはり、毎年、花を咲かせ実をつける。おまえもいまは弱くとも、きっと丈夫になるんだよ」――体の弱かった私は、この母の励ましを、一度も忘れたことがありません。
皆さんは、宝のように大事な体です。病気なんかに、けっして負けないでください。どうか小学校に入っても、先生のいうことをよく聞き、どんな友だちからも好かれる、よい子に育つよう、心から祈っています。ではまた、お元気で。
3 札幌創価幼稚園 第三回入園式(メッセージ)〈昭和53年4月12日〉
お友だちと仲よく
寒かった冬も過ぎ、暖かい春がやってきました。よい子の皆さん、入園おめでとうございます。
かわいいかわいい皆さんのお顔が、目にうかぶようです。
皆さんは幼稚園に入ったのですから、もう立派なお兄さんであり、お姉さんです。そこで三つの約束をしてください。
一、自分のことは自分でしましょう
一、お友だちと仲よくしましょう
一、明るく元気にあいさつしましょう
すくすく、のびのびと育ち、この幼稚園で、楽しい思い出をたくさんつくってください。