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創価学園1 中学校・高等学校[昭和43年度]

教育指針 創価学園(1)(池田大作全集第56巻)

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1  創価中学・高等学校グラウンド開き〈昭和43年9月6日〉
 源遠流長の自覚も深く
 私は、今まで何千人、何万人も集まる会合に出てきましたが、きょうほど気持ちのよい清らかで純粋な会合はありませんでした。将来、創価大学をはじめ各種の学校をつくる予定ですが、やはりその出発点は、創価中学・高等学校であり、それがあくまでも軸であります。そのなかでも昭和四十三年度に現実に集まった諸君が根本です。
 「源遠ければ流れ長し」という哲人の言葉があります。源は小さくても、それが一番大切であり、その源がきょう集まった五百人です。私はかならずこのなかから将来、大政治家や国連等で活躍する大外交官が出ると確信しております。また一流の、大学の学長も、大数学者も、ノーベル賞をとれるような科学者も出ると、私は、確信しております。
 皆さん方はよくわからないかもしれませんが、創価中学・高等学校の存在というものは、あらゆるところで注目されています。諸君の立派な行動や成長した姿について、よい評判を耳にしております。これを私は最高の誇りとしております。
 国の将来を考えるとき、もっとも大事なのは、教育であります。この意味で私は、ますます教育に力を尽くしていきたいと思います。それが、あらゆることを決定していく源泉となります。国内はもちろん、世界においても創価学園の存在は、大きく伝播されていくことと思います。その中核は、やはりきょう集まったこの五百人であることはいうまでもありません。
 私は、そういう立場にある諸君が本当に可愛い。自分を犠牲にしても諸君を立派にしたいのです。それが私の根本精神です。創価学園の伝統の礎はこの五百人で築いていっていただきたいことを、心からお願い申し上げます。私も陰ながら一生懸命、見守っておりますし、また、たまには遊びにまいりますから、しっかり頑張ってください。それで来年、再来年も運動会を行って、そのときはできるならお父さんやお母さんも招待して、諸君の成長した姿を見せるようにしたらどうかと思っております。
 どうか身体を大切にし、心身を鍛えて、「健康な英才主義」「人間性豊かな実力主義」をさらに証明していく一人一人になっていただきたいことをお願いして、私のあいさつといたします。

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