Nichiren・Ikeda
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昭和三十二年(二月)
「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)
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1 二月十三日(水) 快晴
教学力の、足らざるを、反省する昨今。不断の努力の、必要あり。これからの指導者の、第一義の問題たり。この一年――読書の年でありたい。
T君の問題で、頭を悩ます。先生の、指導通り臨もう。
Mさんには、大変、お世話になった。感謝。
夕刻、会長室へ、U氏と共に、挨拶に行く。
帰り、先生に、新宿で、天ぷらを御馳走になる。思い出の日、また一つ。
帰宅、九時少々前。K氏、Z氏、来る。種々懇談。
静かな家──暖かな家──福運に溢れた家──清潔な家──青春譜の家。これ、小さいながら、誇り高きわが家。
2 二月十七日(日) 曇後晴
昨日より沼津指導。T館に、疲れ果てた、身体を休憩。
寒い。身も心も。九時十六分発の列車にて、東京に向かう。正午、東京着。
即座に、教学部任用の第二次試験の打ち合わせ会へ。続いて、講師より助教授への、昇格試験開始。
わがグループは、S氏、Z氏と、私の、三人の試験官。約三十名の、試験をなす。
会長室にて、八時まで教授会。新たなる助教授、多数の誕生決定。
Y著の『政治家と事務家』を読む。面白からず。少々、本棚の整理を。わが子の如き本──。