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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十一年(七月)  

「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)

前後
1  七月十六日(月) 曇
 朝、九時、会長室に招集。十一時まで、先生中心に、理事長、理事室等で、最高会議。
 夜、先生のお供をして、A氏と会見。場所、N園。天下の土といわれている人と聞く。如何。大仏法の深淵さにくらべて。
 終わって、文京の地区部長会に出席。元気あらず。皆も自分も、疲れているか。
 教学論のこと、指導論のこと、を中心に話す。
 帰り、みなで、目白駅へ。
2  七月十七日(火) 晴
 健康になっていくような気がする。広宣流布の、その日まで、頑張りぬきたい。
 仕事、面白からず。S氏、非常によくなる。S爺、我が儘でよわる。恐ろしく元気よいが。
 本部へ行く。先生、実に機嫌悪し。
 青年部会、午後七時。出席‥‥元気なし。
 私は憤激す。青年は可愛い。その青年をいじめる権威主義の、最高幹部達に。
 学会の前進を知れといいたい。先生の恩を忘れたかと怒る。恐ろし、恐ろし。われ淋し。
 強く生きぬとう。学会の未来のために。
3  七月二十一日(土) 晴
 一日中、先生と、お目にかかれず。
 淋しい。朝夕、考える胸は、先生の面影で、いっぱいである。
 師弟の仲とは、親子とは、これでよいのか。誰人に聞くわけにもゆかぬ。
 夕刻より、四年ぶりにて、博正と三人にて熱海へ行く。F旅館に休む。粗末な部屋に驚く。本年最高といわれる暑い街を、伸びのびと三人にて遊ぶ。
 熱い夏に、熱い温泉には、来る人少なく、街静か。
 三年後の自己の姿──学会の全貌──日本の潮流──を思うのみ。
 生命長遠──一生涯──思索──実践。
 理と事、智と識、静と動、善と悪。

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