Nichiren・Ikeda
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昭和二十五年(一月)
「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)
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1 一月一日(日) 雨
朝十時まで寝てしまう。隣室のおばさんに起とされ、雑煮を御馳走になる。アパートの一人住まいは、気軽であるが、侘びしい。
大急ぎで、勤行。先生宅へ。
先生を囲み、K、I、Y、I氏等数名にて、御馳走を頂戴。種々御指導を戴く、夕刻まで。意義ある正月であった。
「辧惑観心抄」(編注・日蓮正宗第五十六世日応上人著)の講義をうけたまわる。
初日の出、吾れを、照らせよ、今年こそ。
日に日に新たにして、また日に新たなり。(大学)
2 一月二日(月) 曇
早朝、四時四十分起床。寒い寒い。
初登山。元気で、大森駅まで歩く。六時・東京発の列車に、品川にて、六時十二分に乗る。
同志の人々と、元気一杯に会う。
悠々たる人生を忘れてはならぬ。
M君と共に、先生の隣に腰掛け、お話を、うけたまわる。―――『永遠の都』の‥‥。
二時、御開扉。大御本尊様に、お目にかかる。
今年こそ、今年こそ、力ある一年を歩みたい。
列車の中にて、沼津より品川まで、学会歌、同志の歌を、高らかに歌いつづけて帰る。
3 一月三日(火) 晴
午前中、休む。一人して。疲れる疲れてならない。家にゆかれぬことが残念だ。
母のことを思う。
午後、読書。夕刻より、二、三人の友人と雑談。明日より出勤だ。