Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

はじめに  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

前後
1  さきに週刊言論編集長ならびに幹部諸兄から、是非にとの強い要望があって、「週刊言論」に掲載した「若き日の日記から」が、今回、会長就任七周年記念出版委員会の手によって、単行本として二巻にまとめ、上梓される運びとなった。
 この七年間、私と苦楽を共に、広宣流布への道を歩んだ同志が、さらに次への新しい出発を、心から祝福してくれる気持ちに、深く感謝しつつ、本書の出版を諒承した次第である。
 日記なぞ、人前に見せる性質のものでないことは充分承知している。しかし、私共は、同じ兄弟の仲だ。私の過去のありの儘の姿を、飾らず知って貰うこともよいと思った。
 ただし、この日記は、断片的に走り書きに残したものであり、主観的なものであるから、全般に亘って、意味のわからぬことも多いと思う。まして、はじめの、昭和二十四、五年といえば、二十一、二歳頃であり、何の、重大な内容も、時代背景も書いてない。したがって、何等、重要な意味もないことを大前提としていただきたい。
 また、個人的なことで、他に影響あるところや、会社等について、不必要な内容は削除したことを、予めお断わりする。
 さらに、内容については、読み易くしていただくために、編集・校閲の関係者の方々に、用語の統一、句読点等について、種々検討の上、仕上げていただくことをお願いした次第である。
 なお、題名は単に「若き日の日記」としたことを諒承していただきたい。
   昭和四十二年五月三日   池田 大作

1
1