Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十三章 なぜ大難に遭うのか 根源悪「謗法」と戦う法華経の行者

講義「開目抄」「一生成仏抄」(池田大作全集第34巻)

前後
1  御文
 SC254E
2  通解
 ある人が次のように言った。
 今の世に三類の強敵は、ほぼ現れたと言ってよい。ただし、法華経の行者はいない。あなたを法華経の行者であると言おうとすれば、経文と大きな違いがある。この経には、「法華経を持つ者には、天の童子たちが来て、仕えるであろう。また、刀や杖で打っこともできないし、毒をもって害することもできないであろう」(安楽行品)、「もしある人が法華経を持つ者を憎み、罵声を浴びせれば、その人の口は塞がってしまう」(同)、「法華経を持つ者は、現世で安穏であり、未来世は善きところに生まれるであろう」(薬草喩品)、「法華経を説く者を悩まし、その心を乱す者は頭が七つに割れて阿梨樹の枝のようになるであろう」(陀羅尼品)「また法華経を持つ者は、その報いとして、この一生のうちに幸福になる」(普賢品)、「また、この経典を受持する者を見て、悪口を言う者は、そのことが事実であろうとなかろうと、この一生のうちに重病に苦しむであろう」(同)などと説かれている。
 答えて言う。あなたの疑いは実にもっともである。この機会にその不審を晴らそう。
3  御文
 SC255E(中略)詮ずるところ上品の一闡提人になりぬれば順次生じゅんじしょうに必ず無間獄に堕つべきゆへに現罰なし例せば夏の桀・殷の紂の世には天変なし重科有て必ず世ほろぶべきゆへか、又守護神此国をすつるゆへに現罰なきか謗法の世をば守護神すて去り諸天まほるべからずかるがゆへに正法を行ずるものにしるしなし還つて大難に値うべし金光明経に云く「善業を修する者は日日に衰減す」等云云、悪国・悪時これなり具さには立正安国論にかんがへたるがごとし

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