Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第七章 法華経の行者 忍難と慈悲に勝れたる正法の実践者

講義「開目抄」「一生成仏抄」(池田大作全集第34巻)

前後
1  御文(
 SC175E(中略)SC176E
2  通解
 子どもに灸を据えれば必ず母を憎む。重病の人に良薬を与えれば決まって口に苦いと不平を言う。そのように釈尊の在世でさえ、なお怨嫉が多かった。まして像法・末法において、また辺地においてはなおさらのことである。山に山を連ね、波に波を重ねるように、難に難を加え、非に非を増すであろう。
 (中略)今は末法が始まって二百年余りになる。「況滅度後」の世の前兆であり、闘諍の世の始まりであるがゆえに、理不尽なことがまかり通り、濁った世である証拠に、日蓮には正邪を決する場も与えられず、むしろ流罪になり、命まで奪われようとしている。
3  御文
 されば日蓮が法華経の智解は天台・伝教には千万が一分も及ぶ事なけれども難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし

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