Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

御義口伝巻上  (40/43) 師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所…
748

うなり。

第三 心不実故の事

御義口伝に云く心不実故とは法華最第一の経文を第三と読み最為其上の経文を最為其下と読みて法華経の一念三千を華厳大日等に之れ有りと法華の即身成仏を大日経に取り入るるは此等は皆心不実故なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は心実なるべし云云。

第四 敬順仏意の事

御義口伝に云く法華経に順ずるは敬順仏意なり意とは南無妙法蓮華経是なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは敬順仏意の意なり。

第五 作師子吼の事

御義口伝に云く師子吼とは仏の説なり説法とは法華別しては南無妙法蓮華経なり、師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり作とはおこすと読むなり、末法にして南無妙法蓮華経を作すなり。

第六 如法修行の事

御義口伝に云く如法修行の人とは天台妙楽伝教等なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは如法修行なり云云。

第七 有諸無智人の事

御義口伝に云く一文不通の大俗なり悪口罵詈等分明なり日本国の俗を諸と云うなり。


第八 悪世中比丘の事

御義口伝に云く悪世中比丘の悪世とは末法なり比丘とは謗法たる弘法等是なり、法華の正智を捨て権教の邪智を本とせり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は正智の中の大正智なり。

第九 或有阿練若の事

御義口伝に云く第三の比丘なり良観等なり如六通羅漢の人と思うなり。

第十 自作此経典の事

御義口伝に云く法華経を所作して読むと謗す可しと云う経文なり云云。

第十一 為斯所軽言汝等皆是仏の事

御義口伝に云く法華経の行者を蔑づり生仏と云うべしと云う経文なり、是は軽心を以て謗るなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者を云う可きなり。

第十二 悪鬼入其身の事

御義口伝に云く悪鬼とは法然弘法等是なり入其身とは国王・大臣・万民等の事なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者を怨むべしと云う事なり、鬼とは命を奪う者にして奪功徳者と云うなり、法華経は三世諸仏の命根なり此の経は一切諸菩薩の功徳を納めたる御経なり。

第十三 但惜無上道の事

御義口伝に云く無上道とは南無妙法蓮華経是なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を惜む事は命根よりも惜き事なり、之に依つて結ぶ処に仏自知我心と説かれたり法華経の行者の心中をば教主釈尊の御存知有る可きなり、仏とは釈尊我心とは今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者なり。


       安楽行品五箇の大事

第一 安楽行品の事

御義口伝に云く妙法蓮華経を安楽に行ぜむ事末法に於て今日蓮等の類いの修行は妙法蓮華経を修行するに難来るを以て安楽と意得可きなり。

第二 一切法空の事

御義口伝に云く此下に於て十八空之有り十八空の体とは南無妙法蓮華経是なり十八空は何れも妙法の事なり。

第三 有所難問不以小乗法答等の事

御義口伝に云く対治の時は権教を以て会通す可からず。

一切種智とは南無妙法蓮華経なり一切は万物なり種智は万物の種なり妙法蓮華経是なり、又云く一切種智とは我等が一心なり一心とは万法の惣体なり之を思う可し。

第四 無有怖畏加刀杖等の事

御義口伝に云く迹化の菩薩に刀杖の難之れ有る可からずと云う経文なり、勧持品は末法法華の行者に及加刀杖者数数見擯出と此の品には之無し、彼は末法の折伏の修行此の品は像法摂受の修行なるが故なり云云。第五有人来欲難問者諸天昼夜等の事御義口伝に云く末法に於て法華を行ずる者をば諸天守護之有る可し常為法故の法とは南無妙法蓮華経是なり。

       涌出品一箇の大事