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日蓮大聖人・池田大作

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百六箇抄  (12/16) 久遠名字の時・受る所の妙法は本・上行等は迹…
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下種三種法華の本迹

二種は迹なり一種は本なり、迹門は隠密法華・本門は根本法華迹本文底の南無妙法蓮華経は顕説法華なり。

本化本尊の本迹

七字は本なり・余の十界は迹なり、諸経諸宗中王の本尊万物下種の種子無上の大曼荼羅なり。

下種守護神の本迹

守護し奉る所の題目は本・護る所の神明は迹なり、諸仏求世者・現無量神力云云。

下種山王神の本迹

久遠に受くる所の妙法は本・中間・今日・未来までも守り来る所の山王明神は即迹なり。

下種十羅刹女の本迹

此の義理上に同じ唯神明と十女を本迹に対する時・十羅刹女は本・神明は迹なり。

本門付属の本迹

久遠名字の時・受る所の妙法は本・上行等は迹なり、久遠元初の結要付嘱は日蓮今日寿量の付属と同意なり云云。

本門開会の本迹

久遠の本会を本と為す、今日寿量の脱を迹と為るなり。妙楽云く始顕を開と云い終合を会と云う文。

下種成仏の本迹

本因妙は本・自受用身は迹・成仏は難きに非ず此の経を持つこと難ければなり云云。


下種三種教相の本迹

二種は迹門・一種は本門なり、本門の教相は教相の主君なり、二種は二十八品・一種は題目なり、題目は観心の上の教相なり。

五味主の中の主の本迹

日蓮が五味は横竪共に五味の修行なり、五味は即本門・修行は即迹門なり。

本種師弟不変の本迹

久遠実成の自受用身は本・上行菩薩は迹なり、三世常恒不変の約束なり

本種父子常住の本迹

義理上に同じ、久遠の名字即の俗諦常住の父子は今日蓮が修行に殊ならず、世間相常住是なり。

四土具足の本迹

三土は迹・常寂光土は本なり、四土即常寂光・寂光即四土の浄土は唯本門弘経の道場なり。

下種感応日月の本迹

下種の仏は天月・脱仏は池月なり。天台云く不識天月但観池月云云。

下種随縁不変の本迹

体用同時の真実・真如・一口の首題なり、本有の迹・本有の一念三千是なり、随縁不変一念寂照の本迹なり。

下種九法妙の本迹

久遠下種の妙法は本・已来の九法は迹なり。

下種人天の本迹

久遠下種の妙法は本なり、已来の人天は迹なり。

下種八相八苦習合実勝の本迹

脱の八相は迹・種の八相は本・脱の八苦は迹・種の八苦は本なり煩悩即菩提・生死即涅槃・常在此不滅と云えり。


下種最後直授摩頂の本迹

久遠一念元初の妙法を受け頂く事は最極無上の灌頂なり法は本・人は迹なり。

下種弘通戒壇実勝の本迹

三箇の秘法建立の勝地は富士山本門寺本堂なり。上行院は祖師堂云云弘通所は総じて院号なるべし云云

下種寂照・実事・体用無上の本迹

生仏一如の事の上の本覚の寂照なり人は迹・仏は本なり云云。

下種三世・三仏実益の本迹

日蓮は下種の利益・三世・九世・種熟脱・本有一念の利益なり、天台云く若しは破若しは立皆是法華の意の修行の利益なり。

下種証明・多宝仏塔の本迹

久遠実成・無始無終・本法の妙法蓮華経皆是真実は本なり、久遠の本師は妙法なり、本有実成釈迦多宝は迹なり。

下種序正流通・文底の本迹

応仏と天台とは正宗一品二半を本門と定め現文の勝劣、報仏と日蓮とは流通を本と定む文底の勝劣なり。

下種摂折二門の本迹

日蓮は折伏を本とし摂受を迹と定む法華折伏・破権門理とは是なり。

下種二妙実行の本迹

日蓮は脱の二妙を迹と為し種の二妙を本と定む、然るに相待は迹・絶待は本云云。

下種十妙実体の本迹

日蓮は本因妙を本と為し、余を迹と為すなり、是れ真実の本因本果の法門なり。